撤退ドミノは避けたい!運頼みのロシアンルーレット化するマラソン大会。

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昨秋は2年ぶりに各地で都市型フルが復活。参加に際していろいろと制約はあるものの、どの大会も正常開催に向けてリスタートを切った・・・と思いきや、再び負の流れが加速しそうなニュースが飛び込んできました。

既報の通り、全国区の人気を誇る「愛媛マラソン」が、今月29日の開催を予定していた第59回大会の中止を発表しました。 すでに参加者へのナンバーカードや参加案内の発送を終え、あとは当日を迎えるのみというタイミングでの中止決定。

2年ぶりの開催を信じて努力を重ねてこられたランナーの皆様には大変申し訳なく、主催者といたしましても断腸の思いで誠に残念」というコメントからも、事務局の無念さが伝わってきます。

再び、いや、三たび「開催か中止か」の選択を迫られる状況となり、2月〜3月開催の大会関係者の皆さんは戦々恐々としているのではないでしょうか。

ここまでリスクが大きいと、たとえ自治体といえどもラソン大会から撤退するところも出てくるかもしれません。 撤退まではないとしても、早々に開催を断念する今年秋の大会が出てくるのが心配です。早めに中止にしてしまえば損害も軽微で済むため、自治体によっては仕方のない判断かもしれません。

それにしても、昨年秋に開催できた大会はじつにラッキーでした。逆に当初の10月開催を今年3月に再々延期して勝負をかけた「東京マラソン2021」は不運としか言いようがありません(まだ中止を決定しているわけではありませんが)。

このように運だけが左右するロシアンルーレット化しているマラソン大会。中止ドミノならまだしも、撤退ドミノにだけはならないことを祈るばかりです。