PCR検査義務づけは今後のマラソン大会のスタンダードになる?

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先ごろ行われた大阪国際女子マラソンでは、選手全員にPCR検査が義務づけられました。幸いにも陽性者はいなかったようですが、結果が出るまでさぞやドキドキものだったことでしょう。このPCR検査の義務化、一般市民ランナーが参加する大会にも広がりそうです。

5月16日に高知県徳島県で開催される「第4回 室戸阿南海岸国定公園ウルトラマラソン大会」では、参加者にPCR陰性証明書の持参を義務づけることを発表しました。

同大会は高知県室戸市から徳島県阿南市までの120キロを走破するウルトラマラソン。定員30名と小規模とはいえ、複数の自治体をまたぐことから感染防止対策の徹底は何よりも重要

ちなみにPCR検査費用は主催者(NPO法人)が負担するそうです。 このPCR検査の義務づけは今後、他大会にも広がる可能性はあるのでしょうか。

参加者全員検査は選手やボランティアとその家族の健康・命を守る目的とともに、沿道住民の不安解消という意味も大きそう。

いま公道を走る自治体主催大会が開催できない大きな理由の一つが「住民の理解を得にくい」ことであることは容易に想像できます。

交通規制などでただでさえ苦情が多いマラソン大会。ましてや今は新型コロナ下の非常事態。自分の生活圏にランナーの集団が押し寄せることに対して不快感をおぼえる人は少なくないでしょう。

偽陰性偽陽性の問題や検査のタイミングはさておき、ラソン大会参加者全員への検査義務づけは、もはや避けられない流れかもしれません。

第4回 室戸阿南海岸国定公園ウルトラマラソン大会