環境省が認定する「自然共生サイト」をご存知でしょうか。これは「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する制度のことで、平たくいえば“自然そのままの良いところ”。この自然共生サイトに「なごや東山の森」が認定されました。
なぜこのような話題を取り上げるかというと、「なごや東山の森」の中の「くらしの森」が、ランニングジャーナルがもっともお勧めしたい市内ランニングコースの一つだから。
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すでに14年前に取り上げ済みですが、今回国に認められたことを記念し、改めて「くらしの森」のランニングコースとしての魅了を紹介したいと思います。
まず、「なごや東山の森」とは、東山動植物園、平和公園などを含む広大なエリアを指します。トレイルの練習コースとして人気の東山一万歩も含まれています。
一方「くらしの森」は東山動植物園と平和公園のちょうど中間に位置しており、もっとも里山らしい風景を残したエリア。
入り口付近にたたずむ里山の家。飲料の自販機やトイレがあります。
散策路が整備され、田畑や湿地など田舎の風景がコンパクトに収められているイメージ。
すぐ近くに大通りや百貨店があるとは思えない、牧歌的な空間の中をゆっくり気持ちよく走るにはぴったりのコースです。
東山一万歩とは異なり山道ではないため、誰でも安心して走れます。
距離的にはそれほど長くないので、南側の南尾根ルートと合わせて周回したり、平和公園方面へ抜けていったりするのもいいでしょう。
もちろん練習コースではなく散策ラン向けなので、スピードを上げすぎないように注意。貴重な生き物・植物の宝庫だということを忘れず、決められたルートを逸脱しないよう楽しくゆっくり走りましょう。