過去には新聞沙汰も!不正ランナーは“ショートカット依存症”?

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コースをショートカットして記録をごまかす不正ランナー。過去(第27回所沢シティマラソン大会)には不正の度が過ぎて優勝してしまい、新聞沙汰になったこともありました。

最近では先月末の某フルマラソンで不正(ショートカット)したのではないかと噂される選手が、どうやら今回だけでなく常習ではという疑惑が持ち上がっています。

たとえば前述の優勝してしまったランナーのように、何らかの報奨目当てならまだしも、理解不能なのはただ単に記録をごまかすだけの人

ここからは一般論として、このような人はなぜショートカットを繰り返すのか考えてみようと思います・・・しかし、いくら考えても理解に苦しむばかり・・・。 というのも、ほとんどの市民ランナーはご理解いただけると思いますが、レース出場の最大の楽しみといえばビール・・・ではなく、「苦しみの先に訪れるフィニッシュの瞬間」ではないでしょうか。あの何物にも代えがたい歓喜の瞬間がなければ、誰が好き好んで高いエントリー代を払ってまで大会に参加するでしょうか。

こうした点から見ると、不正(ショートカット)を働く人はフィニッシュの歓喜というマラソン大会「最大の楽しみ」を自ら放棄しているに等しいわけです。高い参加費まで払ってなぜ??? そこには必ずなんらかの“見返り”があるはず。それはいったい何なのか?

勝手な推論ですが、「ショートカットすること自体が目的」になっている可能性があるかもしれません。 たとえば万引き犯の中にもその行為自体の魅力(スリル、背徳感等)に取り憑かれ、もはや依存症になってやめられない人がいるといいます。

不正ランナーに置き換えると「ショートカット依存症」とでもいうのでしょうか。傍から見るとまったく理解不能なショートカットですが、本人にとっては欲求を満たす大きな意味のある行為なのかもしれません。

もちろんマラソン大会における不正は他の選手に多大な迷惑をかける行為。止めるべきなのは言うまでもありません。