ランニング教室はコーチのプロフィールをチェック!
ここ数年でビジネスとしてのランニング教室やスクールが急増しています。マラソン大会と同じく、こうしたランナー向けサービスにもクオリティの良し悪しが出てくるのは当然のこと。自分に本当に合っているランニングスクールを見極めるのは、とくに初心者にとって難しいものです。
スクールを選ぶ際、ひとつの大きな指標となるのが実際に指導にあたる「コーチ」。プロフィールが掲載されているはずですから、スクール全体の雰囲気に惑わされずしっかりチェックしてみましょう。
というのも、中には競技歴・実績はおろか、ろくに長距離を走ったこともないのに「ランニングコーチ」を名乗っているケースもあるからです。(ただしコンディショニングや基礎トレーニングを担当する、専門技術を備えたトレーナー・エクササイズコーチは除く)
もちろん競技実績があれば指導が上手かというとそうとは限らないし、逆に競技歴がなくても教え方がうまい人はいるでしょう。
しかし私は、長距離(エンデュランス系スポーツ)の競技歴と実績がない“自称ランニングコーチ”の言葉は生理的に受け付けませんし、応援する気になれません。
「◯◯大学陸上部出身」と書いてあっても、じつは「やり投げの選手だった」とかありそうな話です。わけのわからない団体が認定した自称「プロコーチ」なんてのも怪しいかぎり。
とにかく単純に「速い人あるいは速かった人(プロアマ問わず)」の言葉しか受け入れたくないのです。論理的でないことはわかっていますが、これは「好き嫌い」の問題なので理屈じゃありません。
これから先、もっとランニング教室の類は増えていくでしょう。もし迷ったら、ぜひ「指導者は何者なのか」注目してください。中にはコーチの紹介すらしていない有料教室も存在しますのでご注意を。
プロフィールがいまひとつ要領を得ない場合、ストレートに指導者の「持久系スポーツの競技実績、指導実績、ベストタイム」を問い合わせてみてはいかがでしょうか。