今夏の気温は全国的に「高い」見込み・・・ランナーには厳しい夏に。

今年もいよいよ6月。来週はおおむね25℃以上、ところによっては30℃を超える予報。いよいよ夏本番に向かっていくわけですが、気になるのは今夏(6・7・8月)の暑さ。昨年同様、ランナー泣かせの酷暑な毎日がやってくるのでしょうか。

気象庁によると、2024年の夏(6・7・8月)は『暖かい空気に覆われやすいため、向こう3か月の気温は全国的に高いでしょう』とのこと。

平均気温は全国的に『高い』見込みで、ランナーにとっては試練の夏になりそう。ただ、夏は暑いに決まっていますので、極端な冷夏でない限り厳しいシーズンとなることは間違いありません。

気象庁による夏(6〜8月)の気温予測。全国的に平年より「高い」見込み

とくに初めて暑い季節を迎えるビギナーランナーの方は、「最近すぐ苦しくなる。体の不調かな?」と心配になるかもしれません。しかしそれは単に体が暑さに慣れていないだけ。

暑さに体を慣らすことを「暑熱馴化(しょねつじゅんか)」といいます。私は毎年5~6月は「暑熱馴化期間」と位置づけ、ハードな練習は控えます。それに、ランニング中すぐに息が上がっても気にしないようにしています。

体に「冬~春バージョン」が残っているこの時期に無理をすると、ランニングがただただ不快なものになるばかりか、極度に疲労してダメージを引きずってしまいかねません。

昨シーズン中に走った分の「ランニング実績」はいちどリセットして、走行距離を徐々に積み上げつつ暑さに慣れていきましょう。

適切に暑熱馴化を行うと、7月からの本格的な夏を比較的スムーズに乗り切ることができ、秋からのロードレースシーズンも疲れを引きずることなく入っていけるのではないでしょうか。