検証!新しくなったAirPods Pro 2とともにランニングしてみたら・・・。

9月に発売されたAirPods Pro 2を入手しましたので、その使い心地とランニングとの相性を確かめにさっそく試走してきました。

今回入手したのAirPods Pro 2のUSB-Cモデル。従来のAirPods Pro 2(Lightningモデル)と機能面・ハード面ともにほぼ変わりません。強いて言えば防塵機能が強化されたぐらい。このためPro第3世代ではなく、第2世代のマイナーチェンジという位置づけです。

AirPods Proといえばノイズキャンセリング機能の秀逸さで有名ですが、外部の音をほぼ遮断するためランニング時は不向きです。

ノイキャン機能をオフにしたとしても、ランニング中に耳をふさぐのは注意散漫になりあまりよろしくありません。

そこで重宝するのが「外部音取り込みモード」。AirPodsに組み込まれたマイクが周囲の音を拾い、ごく自然に聞き取ることができる機能です。しかも、まるで装着していないかのような自然さで耳に入ってきます。

この優秀な外部音取り込みモードにより、ランニング中でも周囲の音はしっかり聞こえます。もちろん流している音楽のボリュームがあまりにも大きいと外部音もかき消されてしまうため、ボリュームは小さめにせざるを得ないのは仕方ありません。

実際にAirPods Pro 2(with iOS17のiPhone15)で音楽を聞きながら屋外を走ってみたところ、音楽はしっかり聞こえつつ、周囲を走るクルマの走行音はもちろん鳥のさえずりなどもしっかり耳に入ってきました。

人と話したりお店に立ち寄る際もAirPods Pro 2を外す必要はありません。「会話検知機能」をオンにしておけば、話し始めると自然にボリュームが下がり人の声が強調されるからです。これらの機能をシームレスに体験できる「適応型オーディオ」もiOS17以降の新機能として登場しました。

AirPods Pro 2(およびiOS17の新機能)がランニングと相性ピッタリなことを試走で確認しましたが、ひとつだけ難点が・・・。それは付属のシリコン製イヤーチップが私の耳にいまいちフィットしなかったこと。

すぐにネットで調べ、医療用シリコンを使用したサードパーティ製のちょっとお高いイヤーチップを購入。これが大当たりで耳にジャストフィット。より快適にランニングを楽しむことができました。

さて、ランニングライフに楽しみを与えてくれるAirPods Pro 2ですが、レースでは使わないつもり。なぜなら、しっかり外部音は聞こえているとはいえ、イヤフォンを装着していること自体が沿道の応援を拒絶しているように感じるからです。

レース中は音楽に頼らず、応援の声をパワーにするのが一番ですね。