ランニングシューズに欠かせないのは「穴」だ!

来月の北海道マラソンに備え、ランニングシューズを新調しました。ふだんの練習とハーフマラソンまではasicsのターサーゲイルを履いていますが、今回はフルマラソンを見据えた選択なのでクッショニングモデルを購入。ところが、これが失敗でした・・・。 shoes001.jpg 「シューズが足に合わなかった」というわけではありません。ではなにが「失敗」かというと、「靴底に穴が開いていなかった」こと。「え!?靴底に穴?」と驚かれた方も多いと思います。 ランニングシューズの多くは通気性を保つため、ソールに通気用の穴が開いています(メッシュになっているタイプが多い)。このため、水たまりにバシャッと入ると靴底から水がしみて不快な思いをします。 いままでこの「ベンチレーションシステム」を備えたadizero Tempoやターサーゲイルを履き続けてきましたので、「靴底に穴」が開いているのが当たり前だと思っていました。ところが、今回購入したシューズはたまたまソールが完全に密閉されたタイプでした。 じつは通気孔がないことに、走っている途中で気づきました。というのも、今までのシューズとは明らかに異なる感覚があったからです。それは足が異常に「熱い」こと。「むくみ」にも似た感覚だったので、最初はカラダの問題だと思っていました。 しかし明らかにいつもより「熱い」んです。足が。距離が進むにつれてその温度が上がっていくようで、しまいには足全体が腫れ上がっているような錯覚に陥りました。これはおかしいと感じ、「もしかして?」とシューズの通気孔に思い当たったのです。ためしに翌日ターサーゲイルで走ってみたところ、はたして「足が熱い」という感覚はまったくありませんでした。 このようなわけで今回、ランニグシューズのベンチレーションシステム(靴底の通気)がいかに大切であるかを思い知らされました。夏場のランニングではとくにその重要性が増します。高温が予想される北海道マラソンでは、残念ながら新しいシューズはとても使えません。冬まで封印しようと思っています。 ※ちなみにトレイルシューズの場合、枝が貫通する恐れがあるなどの理由でソールに通気孔は設けていないタイプが主流のようです。