ランナーなら常備しておきたい“魔法の水”とは?

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先週、30キロ走の終盤で脱水症状に。やっとのことで家にたどり着いた途端、尋常じゃない量の汗がドバドバあふれ出し、同時に激しい悪寒と嘔吐感にも襲われました。うずくまりながら意識が遠のきかけた瞬間、あるものを冷蔵庫に置いていたことを思い出し、「助かるかもしれない」と一筋の生きる希望を見出したのです。

その「一筋の希望」とは、写真が出てしまってるのでバレバレですが、大塚製薬の「経口補水液OS-1(オーエスワン)」です。じつはこのOS-1、究極の“飲む点液”として有名で、元トヨタ車体陸上部の高橋監督に「常備しておくといい」とすすめていただきました。

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以来、冷蔵庫にかならずOS-1を置いていたのですが、ずっと飲む機会がなく忘れかけていたのです。ですからその存在を思い出したときは、ワラにもすがる気持ちで冷蔵庫まで這っていき、一気にむさぼり飲みました。

するとどうでしょう!ものの2~3分で嘔吐感がおさまり、危機的状況を脱したのです。さすが“飲む点滴”。おそるべき回復力です。念のためゼリータイプもひとつチュウ~っとたいらげました。

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このゼリータイプがまたウマい!微かな甘みの、まさに「ぷるるんとした水のかたまり」のような食感で、口に入れた瞬間ゼリーがほわわーっとほどけて水になる、みたいな。すんごいみずみずしいわらびもち?

よくわかりませんが、日常のおやつにしたいぐらいです。 液体のほうは甘さ控えめのスポーツドリンクという感じ(ゼリータイプのほうがおすすめ)。「これなら日頃飲むスポドリがわりに飲めるかも」と思ったんですが、大塚製薬によるとそれはNGみたいです。

パンフレットには「医師から脱水状態時の食事療法として指定された場合に限りお飲みください」と書いてあります。当然、ゼリータイプをおやつがわりになんていうこともNG。 ということで「OS-1」はコンビニやスーパーでは販売しておらず、おもに薬局・ドラッグストアでの取扱いが中心。

ただ、医薬品ではありませんので薬剤師の説明無しに普通に購入できます。 これからの季節、ますます脱水症状に陥る危険が多くなってくるでしょう。ランナーの皆さんならなおさらです。念のためOS-1を冷蔵庫に常備しておけば、少しは安心なのではないでしょうか。