2020年10月にスタートするも、コロナ禍の再燃ですぐに幻となった「Go To Event」をご記憶でしょうか。その流れをくむ「イベント割」が始動しました。まだ主催者側の登録段階ですが、全国のマラソン大会(民間主催者)に広がることを期待します。
「イベント割」とは、対象イベントのチケット(参加料)が20%割引で購入できる、経済産業省主導の制度。主催者側には割引分が国から支援されます。
「主催者の要件」として法人(株式会社、有限会社、一般社団法人等)、個人事業主主、任意団体とあるため、いわゆる自治体主催のマラソン大会は当てはまりません。
しかし最近は大きな大会を全国規模で手掛ける民間業者も増えていますので、選択肢は少なくないと思います。 そもそもマラソン大会が対象になるのかという話ですが、「給付対象となるイベント」要件に「参加型スポーツイベント」と明記されているため問題ないでしょう。
つまりイベント割を活用しておトクにマラソン大会に参加するなら、これからは民間主催大会が狙い目というわけです。もちろん大会自体がイベント割に登録している必要があるのはいうまでもありません。 このイベント割、うれしいことに参加者側の利用は何回でもOK。経産省の予算が尽きるまで使い倒しましょう。
いずれ各マラソン大会が「イベント割対象大会」をアピールするようになると思いますので、年末から来年にかけての大会出場計画は少し待ったほうがいいかもしれません。 10月11日から始まる「全国旅行支援」と合わせれば、宿泊を伴うマラソン大会遠征がさらにおトクになるでしょう。