科学的なアプローチでランニングの普及・発展に寄与する「ランニング学会」。新型コロナがいまだ収束の兆しを見せない中、同学会が一般ランナー向けの提言「新しい生活様式におけるランニング」を公開しました。
全国的に感染が再拡大し、なんとも鬱々とした日々が続いています。大規模マラソン大会への参加は無理でも、ランニング仲間と連れ立って走る機会は徐々に再開しているというランナーは多いのではないでしょうか。
ランニング学会がまとめた「新しい生活様式におけるランニング」は、新型コロナ下でランニングを楽しみたい市民ランナーに向けた提言です。
提言はグループでのランニングを想定しており、ファンランイベントや練習会を主催する人は一読しておいて損はないでしょう。 「グループ練習での感染リスクを抑えるには、まず新型コロナウイルスの感染経路を理解することが重要」とし、まずはこれまでわかっている新型コロナの特徴の理解を促しています。
この「感染経路の観点からみた新型コロナウイルス感染症の特徴」を理解した上で、次に必要なのが、参加者の「体調および感染リスクのチェック」です。 ※特徴の具体例および感染リスクのチェックリストについては文末のリンク先を参照ください。
提言は「グループで行うランニング」「ランニングと免疫機能」「一人で行うランニング」の3テーマに分かれており、すべてが科学的エビデンスに基づく内容です。詳細はランニング学会Webサイトでご確認ください。
なお、この提言は現時点の新型コロナ感染状況を踏まえた内容で、状況の変化に応じて随時改変していくとのこと。ランニング教室やイベント主催者はもちろん、ランニング仲間同士のちょっとした集まりのときも参考にされることをおすすめします。