新型肺炎の影響でマラソン大会中止も!?対策を迫られる主催自治体。

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終息どころか未だ拡大傾向にある新型コロナウイルス肺炎。マラソンシーズン真っ只中ということもあり、各地で「大会中止」という事態が現実味を帯びてきました。

ラソン大会は「数百人〜数万人が密集する」「不特定多数と近接して通常よりも大きく呼吸する」「現実的にマスクは着けられない」という、感染防止という観点からみれば最悪な状況が揃っています。

そして何よりも高リスクなのが「給食エイド」。ご存知のようにマラソン大会の給食は不特定多数の人が手づかみで取るのが当たり前なため、仮に選手の中にウイルスホルダーがいた場合、その手から他の選手へとウイルスが広がっていく可能性はゼロではありません。

おまけに、各地でマラソン大会が開催されるトップシーズンというタイミングの悪さ。 とくに今回の感染源となった当該国からの参加者が多い大規模大会は、何らかの対策を講じる必要に迫られるでしょう。給食エイドの廃止または完全個包装のものだけを提供するなどの対策は必至です。

東京マラソンやウィメンズマラソンのように重要な選考会を兼ねている場合は、「エリート部分のみ開催」とするのも一つのオプションとして考えておいたほうがいいかもしれません。

なんの対策も講じないままマラソン大会を決行して、万が一でも感染が広がる事態になれば、その自治体は世界的な非難をあびることになるでしょう。

願いはひとつ、終息のみ。一日も早く、安心してマラソン大会を楽しめる状況に戻ってほしいものです。