梅雨入りしたはずなのに、意外と晴れ間が多くランナーとしてはうれしいかぎり。そのかわり気温は軒並み25度を超え、暑い日々が続いています。湿気が高くなりがちな上、体も暑さに慣れていないこの時季のランニングは、一年のうちでもっとも注意を払う必要があります。ということで本日は、専門家が語る暑い季節に走る際の3つのポイントをお届けします。
<1>適切な服装で走る
同じ気温でも湿度が高い日は暑さも倍増します。当然汗の量も増えるでしょう。このとき、ウェアの素材によっては過熱や擦れが生じやすくなります。 黒など濃い色は避け、明るい色のウェアを着ることで体を涼しく保てます。頭部の温度上昇を避けるためキャップは必須。サングラスも有効です。── Elizabeth Corky(ランニングコーチ) 「綿素材のウェアは避けましょう。コットンは肌触りがやさしい反面、汗や湿気を吸収します。不快なばかりか、擦れの要因にもなります── Corinne Fitzgerald(パーソナルトレーナー、ランニングコーチ)
<2>必要十分な電解質を摂取する
湿度が高いほど通常より多くの汗をかきます。つまり夏のランニングは、体から大量の水分とナトリウムを失う危険があります。大切なのは水分補給はもちろん、体の電解質(ナトリウム、カリウムなどのイオン)のレベルを維持することです。
とにかくこまめな水分補給(スポーツドリンク等)。走り終えた後も、失われた電解質を補給するため、バナナなどカリウムやナトリウムを多く含んだ食品を食べましょう── Elizabeth Corky
<3>無理にペースを上げない
暑さ・高湿度に慣れるまで本来のパフォーマンスは期待できません。最初はペースを抑え、徐々に上げていくのが賢明です。 湿度が高い中で走ることは、酸素が薄い状態で走る高地トレーニングと同じようなものです。無理してペースを保とうとせず、蒸し暑い日は自制しましょう。── Elizabeth Corky 暑くなり始めた数週間は無理は禁物。暑さと湿気に慣れるには時間がかかります。夏の暑さを素直に受け入れましょう。── Corinne Fitzgerald
●via:mbgmovement「3 Tips For Running Outside In Unbearable Summer Humidity」