国宝松江城マラソン 2018 vol.3<レース後半>篇。

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 国宝松江城ラソンでは、その半分にあたる約20kmにわたって「中海」と呼ばれる湖沿いのコースを走ります。つねに中海(湖)を眺めながら走るため「飽きるのでは?」と心配しましたが、美しい紅葉もあいまって変化に富んだ景観を楽しみながら走れました。 

中海沿いのコースは15km地点手前ぐらいから始まります。目の前に広がる湖は美しく、多くの選手が写真に収めていました。

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対向車線はクルマが走っていましたが、みなさんゆっくり通り過ぎてくれたので気になりませんでした。「がんばれ!」と声をかけてくれるドライバーも多く、あたたかな気持ちに。

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その後も左手に中海を眺めながらの清々しいレイクサイドランが続きます。

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大会パンフレットの情報では、最初の給食エイドは中間点よりさらに先の26km地点。過去にハンガーノックで散々な目にあった経験から「腹がもたない」と判断し、補給食を携行しました。 給食エイドに置いてあったのは、バナナ、みかん、パン、塩サプリなど。唯一「どじょう掬いまんじゅう」が島根らしさを醸し出していました。

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意外と私設エイドを出しているグループが多くて助かりました。シジミ汁、ミネストローネ、栄養ドリンクなどをいただきながら、地元の方々のおもてなしを感じました。

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33kmほどでようやく中海沿いのコースが終わり、市の中心部へと戻っていきます。

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最近は“走ればワースト更新”というランナーとしての危機に直面していましたが、今回は終盤に入っても極端にペースが落ちることはありませんでした。 タイム的にはまだまだですが、久しぶりに気持ちよくフィニッシュ。今年最後のフルマラソンを無事に終えることができました。

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さて、今回は事前の情報がほとんどなく、正直少し不安だったのも事実。しかしいざ会場に来てみると、食べ物やランニンググッズのブースが並んでおりちょっとしたEXPO気分を味わえたことや、歌あり演奏ありのステージイベントなど、来場して初めて知る大会の楽しみが少なくありませんでした。

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せっかく楽しい雰囲気のイベントが展開されているのに、Webサイトにも大会パンフにもPRがないのは実に「もったいない」と感じました。気づかず帰ってしまった人がいたかもしれません。

 

・・・しかし、この無骨さや素朴さ、嫌いじゃないです。派手な演出ばかりに力を入れている大会より好感が持てますし。いろいろと改善点やハプニングはありましたが、終わってみればとてもいい大会でした。

 

なぜ「いい大会」といえるかというと、会場にいるときに感じる「温度があたたかい」のです。これは抽象的でわかりにくいかもしれませんが、大会自体が「人間くさい」というか・・・。 私は「大会の体温」と表現していますが、中には表面上はにぎやかに見えても、視線は市民ランナーを向いていない薄ら寒い大会も存在します。

 

とにかく、第1回 国宝松江城ラソンには確かに「体温」を感じました。第2回はより素晴らしい大会として開催されることを願っています。ボランティアのみなさん、地元の応援の方々、ありがとうございました。

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