旅ラン日本 vol.46【阿寺渓谷(長野県大桑村)】。

エメラルドグリーンに輝く清流と渓谷美で、訪れる人を魅了する「阿寺渓谷」(あてらけいこく)。“阿寺ブルー”と称される美しい水辺の景観を楽しみながら、往復12kmの渓谷を旅ランしてきました。

阿寺渓谷は、長野県大桑村に位置する自然の宝庫。木曽川の支流、阿寺川に沿って林道が整備されています。 渓谷入口(木曽川流入部分)の駐車場は、川遊びやキャンプ目当ての観光客で満車に近い状態でした。

 

JR中央本線「野尻」駅から1.5kmと、鉄道でもアクセスしやすいロケーションです。 阿寺渓谷の始まりを示す看板。走る道はアスファルトの林道です。

 

往路はひたすら上るためほどよいトレーニングになりそう。勾配はそれほど急ではなく、なんとか走り続けられるレベル。

 

林道沿いに「森林鉄道跡」「狸が淵」「犬帰りの淵」「千畳岩」「吉報の滝」など、いくつかのビューポイントが点在。そのいずれにおいても美しい“阿寺ブルー”を心ゆくまで堪能できます。

 

水辺まで降りられる場所では、家族連れやグループが水遊びを楽しんでいました。

 

スタートから3kmぐらいのところに「遊歩道」への入口が。山の斜面に整備されたトレイルで、距離は1km強。決してラクな道ではありませんが、大自然の懐に抱かれたような気分が体験できますのでぜひ寄り道を(クマ出没注意!)。

 

 

遊歩道は基本的に1本道。進んでいけば元の林道に出ます。再び林道を走っていくと「阿寺渓谷キャンプ場」に到達。スタートからちょうど6kmほどに位置しています。

 

 

信州の名水・秘水に選ばれている「美顔水」はとても冷たく、暑さを忘れさせてくれました。

 

キャンプ場でおやつ休憩した後、スタート地点に向けて折り返し。復路はひたすら下りのため、快適に飛ばすことができました。

 

走った後は、スタート地点(渓谷の入口)から1.5kmの「フォレスパ木曽あてら山荘」へ。こちらは宿泊施設ですが、日帰り温泉もOK(600円)。すぐに汗が流せるのはありがたいかぎりです。

 

なお、飲料の自販機はスタート地点(駐車場)のみ。トイレはスタート地点、遊歩道手前、キャンプ場の3箇所にあります。周辺にコンビニはありませんので、おやつの補給はお早めに。 阿寺渓谷は美しい景観もさることながら、街なかに比べてダンゼン涼しい!夏の避暑ランにオススメのコースです。