第4回「舞鶴赤れんがハーフマラソン」を実走取材してきました。2013年に始まった比較的新しい大会で、主催は舞鶴市。そして「共催」に海上自衛隊(第23航空隊、舞鶴地方隊)が名を連ねる全国でもめずらしい大会です。
「協力:自衛隊」は数あれど、自衛隊が「共催」に加わっている大会は初めて知りました。スタート・ゴール地点は「舞鶴赤れんがパーク」。明治〜大正期にかけて建設された赤れんが建造物を保存し、展示しているミュージアムパークです。
赤れんが倉庫群の真ん中に設置されたゴールゲート。
大会当日は舞鶴名物の肉じゃがをはじめ、さまざまな地元名産のブースが軒を連ねていました。
赤れんがハーフマラソンの特徴は、なんといっても他大会では真似できない独特のコース。その目玉は自衛隊基地内を2箇所も走れること。1箇所目は海上自衛隊舞鶴航空基地(第23航空隊)。
舞鶴港を見渡す広大な基地内を海沿いにぐるり1周します。
「撮影スポット」では、対潜哨戒ヘリコプターSH-60Kをバックにスタッフが写真を撮ってくれます。
コースの至るところで自衛隊員が声援を送ってくれるのもうれしいポイント。
2箇所目の基地内コースは9km地点あたりに位置する「海上自衛隊舞鶴地方隊(舞鶴基地)」。艦艇が居並ぶ自衛隊桟橋を走ります。
護衛艦「あさぎり」「せんだい」、イージスシステムを搭載した「あたご」「みょうこう」など、錚々たる艦艇を間近に見ながらのランは疲れを忘れさせてくれます。
ほかにもコースのいたるところから基地が眺められます。まさにミリタリー好きランナー垂涎のコースといえるでしょう。地元の方の応援も多く、観光資源も豊富。4年目の若い大会ですが、これからさらに人気が出るかもしれません。
ハーフおよび3kmの部あわせて定員は2600名。選手数を絞っているため、レース前の場所取りやトイレもスムーズで、コース上の選手渋滞とも無縁。 参加料が3,800円と、最近にしては比較的リーズナブルな価格設定も良心的な「舞鶴赤れんがハーフマラソン」。おすすめです。