<レポ>FUNRUN758「旅ランSpecial in 半田」。

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『ごん狐』や『手袋を買いに』など数々の名作を遺し、29歳の若さで夭逝した童話作家 新美南吉。その生誕100周年でにぎわう愛知県半田市を旅ランしてきました。 

集合場所は名鉄「知多半田」駅。当日は雨の中のランを覚悟していましたが、幸いにも最初から最後まで雨に降られることはありませんでした。

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スタートして約1.7kmで第一観光ポイント「新美南吉の生家」に到達。はじめは遠巻きに眺めていた皆さんですが、自由に入館できることがわかると一斉に建物内へ。

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つぎの目的地は今回のメインである矢勝川堤の散策路。新美南吉の生家から細い路地を通って北へ進み、つきあたりに流れる川が矢勝川です。

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川沿いには200万本の彼岸花が咲き誇って・・・いるはずなんですが、今年は例年よりかなり開花が早かったためすでに名残の花のみ・・・。

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参加者にぜひ見てほしかったあふれんばかりの彼岸花。しかし散ってしまったものは諦めるしかありません。と、矢勝川も終盤に差し掛かったとき、前方に赤く染る一帯が。

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ちょうど「新美南吉記念館」の前あたりだけ彼岸花が残っていたのです。よかった!200万本の彼岸花には程遠いものの、参加者の皆さんにどうにか喜んでいただけてホッとしました。

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新美南吉記念館でトイレ休憩を済ませたあとは、住宅地を通って次の目的地「赤レンガ建物」へ。

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明治31年に「カブトビール」の醸造工場として建設された通称「赤レンガ建物」は、貴重な文化遺産として年に数回だけ一般公開されています。まさにその公開日が旅ランイベント当日。せっかくなので自由見学の時間を設けました。

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今後、大規模な改修工事に入るため、創建当時の姿を見られるのはこれが最後。TVの情報番組でも何度か取り上げられたため、多くの人でにぎわっていました。

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赤レンガ建物を後にして、一路「紺屋海道」経由で半田運河方面へ。

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半田運河周辺は、江戸時代から醸造業を中心とした企業が集まる歴史情緒あふれるエリア。黒板張りの醸造蔵が建ち並ぶ風景は、半田市を象徴する景観の一つ。

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「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれ、映画『姿三四郎』(黒澤明監督)のロケ地としても有名です。

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半田運河を過ぎるといよいよ旅ランも終盤。いくら楽しい旅ランとはいえ、フィニッシュ後のビアをよりおいしく楽しむためには多少キツさが必要。ということで、最後の最後に1kmにわたる上り坂を入れました。 参加者からブーイングが出るかと思いきや、上りにさしかかるやいなやペースアップする人が続出。なぜか競走みたいになってしまいました。

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最終目的地は坂を上りきったところに広がる「任坊山公園」。園内の展望台(みはらし台)からは、市内を一望のもとに見渡すことができます。

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絶景を眺めながらしばしまったりする参加者たち。みなさんややお疲れのようです。

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任坊山公園からフィニッシュ地点のスーパー銭湯(青山の湯)までは2km弱。下るだけだったのであっという間に到着。 今回は細い路地を通るケースが多くていつになく気をつかいましたが、約15kmの旅ランをトラブルなく終えることができて心から安堵しました。参加者のみなさん、お疲れさまでした!