Lunchならぬ“Run-ch”は日本に定着する?
早朝、出勤前に走るという朝ラン派が私の周りでもたくさんいらっしゃいます。もちろん私のように、朝が苦手で平日のランニングはどうしても夜になってしまうという方も。では、仕事の「昼休みに走る」という人はいったいどれだけいるのでしょうか。
イギリスのあらゆる情報を発信する「online ジャーニー」によると、英国では昼休みにランニングをたしなむ人が、なんと200万人もいるとのこと(デイリー・テレグラフの報道より)。
日本のランナー人口が883万人(笹川スポーツ財団調べ)であることから推測すると、200万人という数字がいかに多いかわかります。
イギリスのランナー人口がいかほどなのか不明ですが、ランナーのうち少なからぬ人たちが昼休みに走っていることになるのでしょうか。
私はこの報に触れたとき、てっきり「イギリスの昼休みって長いんだ」と思いました。もちろんシエスタの習慣はイギリスにはありませんから、昼休みはおおむね日本と同じ1時間だといいます。
ユニークなことに現地では、昼休みに走ることを「Lunch」ならぬ「Run-ch」と呼んでいるのだとか。
熱心なRun-chランナーは1回あたり約4.8kmの昼休みランを週3回もこなしているそう。
『昼休みに運動することで仕事の効率があがり、職場の上司にも、健康管理ができているとの好印象を与えることができてプラスになると考えている』(online ジャーニー)実情も明らかになったそうです。
日本では朝ランや夜ランはポピュラーでも、「昼休みラン」は一部のガチ系市民ランナー以外はあまり聞きません。
とくに都心部ほどランチ難民になる可能性が高いため、走るどころではないのかもしれません。日本人特有の潔癖さから、汗をかきすぎるのはビジネス上よろしくないという考えもあるのかも。
しかしこうした問題があるにせよ、昼休みに20分だけでもスパッと走る習慣をつければ、記事でも触れていた「仕事の効率が上がる」可能性は高いような気がします。
それも、午前中に調子が上がらなかった日はとくに有効な気がしますがどうでしょう。汗をあまりかかない冬のうちにいちど試してみたいと思います。