<レポ>池の平ホテル ランナープランvol.2「診断プログラムその1」篇

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池の平ホテルのランナープラン(健康いきいき診断プログラム)レポート、第2回目はこのプランのメインとなる各種測定の様子をお届けします。 

診断プログラムを担当いただくのは、健康運動実践指導者のおふたり。向かって左が櫻井さん、右が小澤さんです。

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お茶を飲みながら簡単な問診を受けた後、まずは体組成の計測から。

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スポーツジムなどでもたまに見かける業務用のマルチ周波数体組成計で計測。体脂肪率はもちろん、脂肪量、体脂肪分布、筋肉量、内臓脂肪レベルまでわかってしまう恐ろしい、いや、便利な機器です。 自分の体組成を把握したら、いよいよ「AT値」と「最大酸素摂取量(VO2max)」の計測へ。計測には、AT時の心拍数を測るためポラールの心拍計を装着してのぞみます。

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ところで「AT値」とはいったい何でしょうか。RUNNERSやクリールなど、ランニング専門誌にもたまに登場する単語なので見聞きしたことはあると思います。 AT値(無酸素性作業閾値)とは、簡単にいえば「有酸素運動から無酸素運動に変わる境目」のこと・・・よくわかりませんね。

 

つまり、「少しずつスピードを上げて走ったとき、苦しくなってきたなー」と感じる瞬間あたりのことです。この数値を把握しておけば、自分に必要なトレーニングや適正なレースペースを割り出すことができます。 一方の最大酸素摂取量(VO2max)は、マラソンで出せるはずの自分のポテンシャルタイムがわかってしまう“魔法の数値”としても有名。これについては、こちら(JOGNOTE 鍋倉准教授のコラム)にわかりやすくまとめられていますのでご覧ください。

 

じつはこの最大酸素摂取量(VO2max)、自分で測ることができます。方法はいろいろありますが、もっとも手軽なのは「2.4km走」。2.4kmを全力で走り、そのタイムを次の数式に放り込んで導き出された数値が最大酸素摂取量です。 【VO2max=88.02-(0.1656×体重)-(2.76×タイム)+(3.716×性別[男性1、女性0])】。もちろん呼気ガス分析装置での科学的な計測に比べてはるかにいい加減な数値ですので、あくまでも目安にとどめておいたほうがいいでしょう。

 

・・・さて、レポのつづき。実際の計測の前に、画面を見ながらレクチャーを受けます。もっとも重要なのは、「計測中はぜったいにしゃべらない」こと。これを破ると正確な計測データが得られません。

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そしてドキドキしながら計測ルームへ。

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最初に計測手段をエアロバイクかトレッドミルか選びます。ランナーですからもちろんトレッドミルをセレクト。

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つぎに酸素マスクのお化けのようなマスクを装着。途中でズレたら努力が水の泡ですから、慎重に、ややキツめに装着します。(自分の計測シーンを撮影してもらっていたんですが、恥ずかしいので掲載は控えます)

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いよいよ計測スタート!ウォーキングから徐々にスピードを上げていきます。計測中はおしゃべり厳禁なので、意思表示は目の前に貼ってある運動強度指数表を参考にしながら、スタッフの問い掛けにジェスチャーで答えます。

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と、いつものとおり長くなってしまったので、後編は月曜日にアップします!