善光寺御開帳に行ってきました。
正式名称「善光寺前立本尊御開帳」とは、絶対秘仏である御本尊の身代わりに、まったく同じ姿の「前立本尊」が公開される7年に一度の盛儀のこと。期間中は本堂前に「回向柱(えこうばしら)」と呼ばれる巨大な柱が立てられ、この柱に触れることで前立本尊と結縁することができ、ご利益が得られます。
2007年より長野マラソンに毎年参加していることから、この善光寺御開帳には前々回の平成21年(2009年)に初めて参加。今回が足掛け14年にして3度目となります。
今年はトレーニング不足で長野マラソンには出場しませんでしたが、御開帳はどうしても訪れたかったので先月末に行ってきました。
ちょうどGoToトラベルの長野版「信州割SPECIAL」が愛知県も対象に入っていたため、おトクに旅行することができました。
さて、ここから本題。善光寺御開帳に訪れた際は回向柱のレプリカ(回向柱守)を購入することにしています。
歴代の回向柱を並べてみました。左が2009年、真ん中が2015年、そして右が今年のものです。
歴史を物語るかのように、古いほど色味が増して風格が深まっていることがおわかりいただけるでしょうか。
この回向柱のレプリカについて、ちょっと気になる点が2つありました。
1つ目は「今回のはなんだか軽い?」ということ。そう、過去の2本に比べて明らかに軽いのです。木の質感もややチープな印象で・・・。ちなみに寸法はまったく同じです。
重量を測ってみたところ、2009年が127g、2015年が121g、そして今回は78gしかありませんでした。かなり軽くなっている・・・。材料費の高騰がこんなところまで影響しているのでしょうか。
気になったこと2つ目は開帳年の記載が無いこと。じつは前回2015年のときも記載はなかったのですが、2009年まではしっかり年が書かれていたのです。下の写真がその証拠。
開帳年が書かれていないのをいいことに前回のものを使い回すことはないと信じたいですが、次回こそ開帳年記載の復活を願いたいものです。
あと、気になった点をおまけでもうひとつ付け加えるなら、この回向柱のレプリカは善光寺の公式通販で購入できちゃうこと。
御開帳に行きたくても行けない方もいらっしゃいますから一概に言えませんが、やはり現地で結縁した人だけが買えるようにしてほしいかな〜。
以上、気になった2つの点+おまけでした。もちろん木材の質が落ちたから、開帳年が書いていないからといってご利益が変わることはありません。次回の御開帳も元気に参拝できることを願い、3本の回向柱に合掌・・・。