半年ほど前からトラックボール式のマウスを使ってます。通常のマウスのように手(手首、腕)を動かす必要がなく、親指でボールをグリグリすることによってカーソルを動かす仕組みです。
これ、慣れるまで相当ストレス。最初は微妙な感覚がつかめず、とくに繊細な作業の際はオブジェクトをなかなかつまめないため何度も挫折しかけました。
しかし、慣れてしまえばこっちのもの。動きと感覚を親指に叩き込みさえすれば、これほど便利なものはないと実感。もう通常のマウスには戻れません。
ただ、トラックボールという可動部が存在することから、たまに動きが悪くなることがあります。
使い始めて1カ月ほど経った頃でしょうか、どうにも動きが怪しくなってきました。おそらく可動部分にゴミが溜まっているのでしょう。
そこで、分解して掃除を試みることに。ネットで調べたとこころ、この機種(ロジクール M570)は複数のネジで固定されており、しかもトルクネジという特殊な形状のネジであることがわかりました。
掃除のたびにいちいちネジを外さなければならいとはなんとも面倒な話です。「そんなはずはない」とさらに調べると、意外な事実が判明しました。
その秘密はマウス裏側の小さな穴。トラックボールが見えているのがおわかりでしょうか。この穴には極めて重要な意味があったのです。
穴からから鉛筆(穴に入る細さなら何でもOK)で「エイッ!」とボールを押し出すと、あら不思議。いとも簡単にトラックボールが外れたではありませんか。※ボールに傷がつく恐れがありますので、先が鋭利なもので押し出すことは避けましょう。
ボールが外れた穴を覗いてみると・・・これは汚い!(閲覧注意)
ベアリング部にゴミが付着しているのがおわかりでしょうか。カビのように白くなっている部分です。これでは動きが悪くなるはず。
さっそく柔らかな布でやさしくひと拭き。簡単にゴミが取れました。
きれいになったら、トラックボールをカポッと装着するだけ。まったく力もコツも要りません。拍子抜けするぐらい簡単です。掃除後のマウスは見違えるほど動きがスムーズになりました。
ボールをポンッと外す方法、知っている人にとっては当たり前のことだと思いますが、初めて知ったときは「こんな単純なことだったのか!」と、拍子抜けしすぎて脱力してしまいました。