Nike+(ナイキプラス)の日本発売から5年。その間、ランニングを取り巻く環境は大きく様変わりしました。ここ名古屋でも来年初開催となる「マラソンフェスティバル(仮称)」に向け、ランニングムーブメントが新たな局面を迎えようとしています。
先日、名古屋で初めて開催された「NIKE+ RUN CLUB」もまた、ナゴヤエリアのランニングシーンに少なからぬインパクトを与えたことは間違いありません。
ここ名古屋ではこれまで、大手企業(ブランド)の冠ランニングイベントがほとんど行われてきませんでした。継続して活動(サポート)を続けているのは大塚製薬(アミノバリューランニングクラブ)、adidas(ナイトランナーズ)ぐらい。
ちなみに単発イベントでは、ワコール(CW-X)やVAAMがたまにランニング教室を開催(スポンサード)しています。au×adidasのEKIDEN GRAND PRIXも、大きなランイベントとしては名古屋初の試みとして注目です。
さて、こうしたメジャーなメーカーやスポーツブランド主導(スポンサード含む)のランニングイベントが増えないと、水面下のマーケットがなかなかオモテに現れてくれません。
たとえば「ランニングをはじめよう!」と思い立った女性がとびきりオシャレなランウェアを揃えたとしても、最初のうちは照れくさくてなかなか一人ではオモテに出ることができないでしょう。
その点、「NIKE」の冠が付いたランイベントなら、オシャレをしていっても浮きはしないことが容易にイメージできますし、「どんな集まりなんだろう・・・」と心配する必要もありません。こうしたイベントはまさに「ランナー予備軍の女子たちをオモテに引き出す」絶好の舞台としての役割を果たすのです。
悲しいかな、名古屋にはその「舞台(ブランドイメージで集客できるランイベント)」が少ない・・・。だからこそ、まさに“本命”ともいえるNIKE+ RUN CLUBにはがんばっていただかないと困るのです。
果たしてNIKE+ RUN CLUBは、かつて存在した「タイメックス・ランニング・クラブ名古屋」が成功を収めたように、初心者同然の女性たちをランニングシーンの表舞台に引き出すことができるでしょうか。
ナゴヤウイメンズマラソンを1年後に控えた今、その役割、いや、責任は重大です。 注意:NIKE+ RUN CLUBは男性も参加OKですよ。 明日はvol.2<レポート>編をお送りします。