ランニング大会の「パーク&ライド」成功例。

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先日1万人超の参加者を集めて行われた「第30回豊田マラソン記念大会」。クルマの町だけに自家用車での来場率が高く、以前より駐車場の充実度には定評がありました。今回は参加者増ということもあり、例年にも増して「パーク&ライド」を強化。往きも帰りも非常にスムーズに機能していたと感じました。

まず驚いたのが案内ハガキ。駐車場指定なら他大会でもありましたが、シャトルバスの乗車時刻まで指定されている大会は初めてです。これにより、一定の時刻に来場者が集中することによって引き起こされる大渋滞を防げます。(実際はいちいちハガキをチェックしませんから、指定時刻より早くても遅くてもバスに乗せてくれます)

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帰りもまた見事でした。各駐車場や鉄道駅行き別に“バス停”が整えられており、その様子はさながら“バスターミナル”でした。トヨタグループを中心としたスポンサー企業が自社のバスを惜しみなく提供していましたから、バスの台数が多くて待たされることはありませんでした。

「満杯になるまで出発しない」ということもなく、乗客が途切れれば順次出発という体制を整えていたようです。 このスムーズな「パーク&ライド」システムは、トヨタ系企業がバックアップしている大会だから可能なのかもしれません。

しかし、毎回大渋滞を招いて近隣住民にひんしゅくをかっている各地のランニング大会は、きっと参考になると思います。