修学旅行へ出発直前の中学生たちの夢を打ち砕いた新型インフルエンザ。予想していたことですが、ついにマラソン大会にまでその脅威が及び始めました。
今週末(5月24日)の開催を中止した主なマラソン大会は現時点で3つ。香川の「小豆島オリーブマラソン」、兵庫の「第23回麒麟獅子マラソン」、そして福井の「第45回越前大野名水マラソン」です。
小豆島オリーブマラソンの主催者は、「小豆島オリーブマラソン全国大会事務局から緊急のお知らせ」として以下のコメントを発表しました。
『今回、新型インフルエンザの国内感染が確認されたのを受け、5月24日(日)に開催を予定していました「第32回小豆島オリーブマラソン全国大会は中止します。参加申し込みをいただきましたランナーの皆様方には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。なお、「参加料」「臨時船および臨時駐車場前受金」につきましては、現金書留にて後日返還します。』
楽しみにしていた人にとっては残念な結果となりました。ちなみに同日行われる「谷川真理駅伝」「洞爺湖マラソン」「赤城山トレイルランニング・レース」「南木曽町・妻籠健康マラソン」といった人気大会は今のところ開催されるようです。
しかし週末に向けて新型インフルエンザが終息に向かわず、逆に(東日本へ)拡大の兆しを見せたら緊急中止も考えられなくもありません。
新型インフルエンザは夏に向かう現在よりも、今冬の再発生のほうが怖いといわれています。冬といえばロードレースのトップシーズン。新型インフルエンザがパンデミックって大会中止が相次げば、市民ランナーの楽しみが半減してしまいます。ランナーの生きがいまでも奪う新型インフルエンザ。来年の夏まで予断を許しません。