価格破壊!? GEOの骨伝導ワイヤレスイヤホンをランナー目線でチェック(忖度なし)。

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骨伝導イヤホンとしては破格の2,980円(税別)と、その価格破壊っぷりで注目を集めているGEOの骨伝導ワイヤレスイヤホン。実際に入手し、ランナー目線でチェックしてみました。ちなみにプロモーション記事ではないため忖度一切なしです。

チェックの前に、まずは骨伝導イヤホンとは・・・音の微細な振動を耳下の骨に当てて内耳に直接伝えるこにより、脳内で音を認識できるイヤホンのこと。 通常のイヤホンと異なり耳を塞ぎませんので、外部の音も普通に聞こえます。このためランニング時に使用しても安全が保たれるというわけ。

骨伝導ワイヤレスイヤホンで有名なのはAfterShokz。価格帯はハイエンドモデルで2万円程度。実際に店頭で視聴した際、しっかりしたサウンドが脳に直接響いてくる感覚に軽い衝撃をおぼえたものです。

で、今回のGEO骨伝導ワイヤレスイヤホンは2,980円。価格差が大きいためAfterShokzと比較するのはナンセンス。あくまでも「2,980円の割には」という条件付きのチェックなのでご注意ください。

●見た目と装着感

パッケージはこんな感じ。まあ、いいんじゃないでしょうか。

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価格の安さから先入観でチープなイメージを持っていましたが、実物はしっかりした造りで文句ありません。質感もマット調で柔らかく、ブラックとグレーのツートン具合もバランスが取れています。

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肌に当たる部分も柔らかい素材かつクッション機能があるため煩わしさは皆無です。

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●ランニングとの相性

走っていてズレたり揺れたりするのは問題外。その点、GEO骨伝導ワイヤレスイヤホンはまったく問題なしの合格点。しかもメガネの上から装着しても、違和感は一切ありませんでした。素材が柔らかいのでメガネのツルと干渉してカチャカチャすることもなし。

ボタン操作は右側を1回押すと一時停止、2回でボリュームアップ、3回で1曲飛ばし。左ボタンはその反対の機能です。曲の途中の早送りはできません。ボタン自体は大きいのですが、走りながら操作するのは少しだけ慣れが必要だと感じました。この他、マイク機能やSiri呼び出し機能があります。

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防水性能の等級はIPX4。「あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない」とされているので、真夏の汗まみれや多少の雨なら問題ないでしょう。

●音漏れ

骨伝導イヤホンの特性としてある程度は仕方ないと思いますが・・・漏れます。ただ、ランニング目線でみると屋外使用が前提なので、音漏れ程度なら町の雑音や風の音にかき消されるため問題にはならないでしょう。

●音量

ややパワー不足かもしれません。iPhoneの音量を最大限に上げても、通常の耳をふさぐタイプのイヤホンの半分ぐらいの音量が限界。ただ、外部の音も聞こえるという骨伝導イヤホンの特性からすると、こんなものかなと思います。

●音質

さあ、きました。肝心の音質について。これは・・・価格相応とだけ言っておきます。サウンドに対するこだわりは人それぞれのため、「これならOK」と感じる人もいれば「安くてもこれじゃダメ」と感じる人もいるでしょう。 私個人の具体的な感想としては、「ちょっと音がこもる」です。それも含めて「価格相応」ということ。お察しください。

●結論

2,980円にしてはがんばっていると感じました。音にそれほどこだわりの無い方で、安価に骨伝導ワイヤレスイヤホンを試したい方にはおすすめします。一方、音へのこだわりが強すぎる人にはおすすめしません。

※レース時のイヤホン装着および従来の耳を塞ぐイヤホンを装着しながらのランニングは推奨しません。

■とりあえず安価に骨伝導イヤホンを試したい方はこちら↓ GEO 骨伝導ワイヤレスイヤホン ■お金は出すのでハイスペックな骨伝導イヤホンがほしい方はこちら↓ AfterShokz AEROPEX