前方を走るランナーの「スリップストリーム」に注意!

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緊急事態宣言発令後も、日本では屋外でのランニングについて今のところ「可」とされています。ただし家族以外のグループランを避けることは、市民ランナーの共通認識ではないでしょうか。

最近はランニングするにしても、ランナーが多い公園を避けています。というのも、もしも前方を走っているランナーが感染者だった場合、吐き出された飛沫が風にのって後方に飛んできやしないかと不安だからです。

我ながら「考えすぎかな」と思っていた矢先、その危惧を裏付ける記事を目にしてしまいました。

多くの国では外出制限下にあっても健康維持のためのランニングは否定されていません(条件は各国によって異なる)。しかしランニングや散歩を行う際、通常のソーシャルディスタンス(約1〜2メートル)では足りない場合があるため注意が必要です。

前方を走っているランナーの呼気(走っているから通常より呼吸は大きくなる)とともに、飛沫が粒子となって空気中に残ります。 このときいわゆるスリップストリーム」が起こり、後方を走る人はこの気流の中を通過することになるのです。

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後方から抜かれた場合も同様。スピードの速いランナーに抜かれたとき、風が舞いますよね。もし颯爽と自分を抜いていったランナーが“元気な感染者”だったら・・・。もちろん自分が“元気な感染者”である可能性もあります。

ベルギーとオランダの研究者(KU Leuven [Belgium] and TU Eindhoven [Netherlands].)によると、ランニングにしろ自転車にしろ、人々がお互いのスリップストリームの中に入ることが最大のリスクになるといいます。

通常の静止状態のソーシャルディスタンスが約1〜2mなのに対して、同じ方向に歩いて移動する場合は4〜5m、ランニングおよび低速の自転車は10m、高速の自転車は少なくとも20m必要であるとアドバイスしています。

もう一度言いますと、ランニング中、他人のスリップストリームには入らないためには約10mのソーシャルディスタンスが必要です。

コースが整備された公園では、スピード練習でハアハアしながら走っている人を見かけます。前方のランナーは意図的に避けることができますが、抜かれる際は避けようがありません。

「感染したくない」「感染させたくない」ので、しばらくはランナーが多い公園のジョギングコースを走るのは止めます。

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■via:Belgisch onderzoek: fietsen, joggen of wandelen doe je best niet achter elkaar in tijden van corona