現地取材!MGC観戦レポ①<男子>篇。

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MGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)を観戦してきました。東京五輪ラソン日本代表を決める大一番。本日は男子篇です。 

30名で争われた男子のレース。市民マラソンの応援と異なり、選手が一瞬で過ぎ去って終了のため観戦ポイント選びは重要です。

 

今回は確実に沿道の最前列で観戦できることを優先し、あえて人気観戦スポットと呼ばれる場所は避けました。 観戦1ヵ所目は、日本橋と雷門のちょうど中間に位置する清杉通り沿い。約12km地点です。

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それなりに人はいましたが、人垣が二重三重になっていることはなく無事に最前列に位置取りできました。 当日は朝から日差しが強く、8時50分のスタート時点ですでに立っているだけで汗ばむほど。

 

スマホで中継を観ると、設楽選手が早くも大逃げの体制であることがわかりました。「この暑さで大丈夫かな?」と思ったのは私だけではないはず。

 

やがて目の前を設楽選手が通過。汗もあまりかいてないようでしたし、表情もとくに無理しているようには見えませんでした。

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この時点では「もしかしてこのまま?」と期待を抱かせたものです。 その後、第2集団がダンゴで通過。優勝した中村選手はもちろん、本命の大迫選手、服部選手、井上選手などもしっかりした走りを見せてくれていました。

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疾風のように過ぎ去っていった選手たちを見送り、つぎの観戦ポイントへと急ぎます(女子も同じ場所で観戦しましたがレポはまた次回)。2ヵ所目にして最後の観戦ポイントは41km地点少し手前。ラスト1kmの攻防を見届けたいと思い、混雑覚悟で決めました。

 

地下鉄・JRを乗り継ぎ現地に到着すると、運良く沿道の最前列にスペース発見。すかさず滑り込み、観戦場所のキープに成功。 すでに設楽選手が脱落したことは移動中にわかっていました。少し残念ではありましたが、これも一発勝負の怖さであり面白さでしょうか。

 

やがて中継車、白バイの先導に続き第1グループが近づいてきました。トップは中村選手。ちょうどスパートをかけた直後のようでした。すぐ後方には並走する大迫選手と服部選手。

 

中村選手に離されまいとギアチェンジする2人の加速は見ごたえがありました。なんせあと1kmですから、脚がちぎれようと腸がねじれようと、食らいつくしか選択肢はないのです。

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その後、続々と選手が通過。

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設楽選手は精根尽き果てたような様子でしたが、果敢なチャレンジは沿道の皆さんもよくわかっています。この日もっとも大きな拍手が設楽選手に送られました。

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地元出身、神野選手。一発逆転はなりませんでしたが、よくがんばりました。

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ベテラン、佐藤選手もがんばりました。

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こちらもベテランの今井選手。今回も五輪の夢は叶いませんでした。レース後、泣いていましたね。

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そして本命の一角だった井上選手がまさかの最下位に。マラソンは何が起こるかわかりません。よく最後まで走りきったと思います。

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やがて全選手を見送ったあと、歩いてフィニッシュ地点へ。いちょう並木に到着するとちょうど表彰式が始まる頃でした。 ステージ脇に日本郵政グループの高橋監督の姿が。呼びかけると気づいて手を振ってくれました。御存知のとおり女子は日本郵政の鈴木選手が見事に五輪切符をゲット。その様子はまた「MGC観戦レポ②<女子篇>」で。

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