第2回 奈良マラソンvol.2<レース後半>篇。

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 奈良マラソンもいよいよ中盤。天理市までつづく山越えの始まりです。くじけそうになる気持ちを奮い立たせるべく、栄光のフィニッシュをイメージしながら残り26kmに挑みました。 

奈良市の中心部から離れたものの、沿道には相変わらずたくさんの方々が繰り出し、選手に声援を送ってくださっていました。

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17kmをすぎたあたりでしょうか。昨年に引き続き今年もいました!奈良のキヨシローこと今ノ葉狂志郎さんです。カメラを向けたらポーズをキメてくれました。

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第2回目にして早くも“奈良マラソンの顔”となった狂志郎さん。そのインパクトはまさに、いびがわマラソンの「鍋を叩く少年」に匹敵するパワーを感じさせてくれました。ちなみに狂志郎さんは奈良マラソン公認応援団長です。 狂志郎さんからチカラをいただき、本格的な山越えスタート。いくつかのアップダウンを繰り返し、中間点すぎぐらいから天理教の敷地内へ。

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と、有森裕子さん発見!すかさず写真に収め、人生3度目となる有森さんとのハイタッチもゲット。

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天理教敷地内の大きな折り返し地点にあるのが「ぜんざいステーション」。前回は自己ベストがかかっていたため泣く泣くスルー。しかし夜眠れないぐらい後悔したので、「今年こそ食べる!」とかたく心に誓っていたのです。

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夢にまでみたお餅入りのぜんざいは最高でした。気温があまり上がらなかったこともあり、ぜんざいの温かさもまた後半戦へ挑むための糧となりました。

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天理教の折り返しからは、しばらく後続のランナーとすれ違いながら走ることになります。さまざまなランナーを眺めながら走るのは気が紛れて楽しいものです。

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キツい坂をひいこら走っていると、前方の沿道に青いのぼりがはためいていました。なんだろうと見てみると「三輪そうめん」の文字が。

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当然、いただきました。これがまた塩気を求める体にはぴったり。エイドの方が「おかわりする?」とすすめてくれましたが、あまりのおいしさに「2杯目たべたら心が折れる」と危険を感じ、丁重にお礼を言って先を急ぎました。

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33kmすぎから新コースとなります。往路で走った国道169号を迂回するかたちで県道が設定されていました。国道を封鎖する時間を少しでも短縮したかったのでしょうか。 ここらへんからすでに脚は完全に終わっていました。前半の貯金をみるみる食いつぶし、ヘロヘロ状態で奈良市街へ。

 

最後に待ち受ける競技場横の急坂をのぼり、ついに鴻ノ池陸上競技場へ帰ってきました。 やはり競技場(トラック)がフィニッシュのレースはいいものです。競技場へ入った瞬間、スタンドの歓声が自分に送られているような錯覚をおぼえて気分がよくなります。

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そして、フィニッシュ。

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前回は自己ベストを出した奈良マラソン。今回はそれより20分以上も遅いタイムでしたが、狂志郎さんを間近で見たり、ぜんざいやそうめんを食べたりとそれなりに楽しめました。 フィニッシュ後はフィニッシャータオル、完走メダル、バナナ、飲み物をいただきました。奈良マラソンでは記録証がすぐに発行されるのもうれしいポイントです。

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地域と一体となって参加者をもてなしてくれた奈良マラソン。来年もより魅力を増して全国のランナーを迎えてくれることでしょう。選手のみなさん、ボランティアの皆さん、お疲れさまでした。 明日はvol.3<EXPO>篇をお届けします。