走りで魅せる男、プロランナーの川内優輝選手がXでパリ五輪について言及。自身初のオリンピック“出場”に向けて意欲を示しました。
川内選手は昨日、「パリ五輪の補欠に選出される可能性が高いかもしれません。7月8月のスケジュールを「いつでもReady」に組み替える必要がありますね。」とポストし、パリ五輪参加に前向きであることを示唆しました。
今日のYahoo!ニュースのマラソン関連の記事を読んでいると、パリ五輪の補欠に選出される可能性が高いかもしれません。
— 川内 優輝 Yuki Kawauchi (@kawauchi2019) January 18, 2024
7月8月のスケジュールを「いつでもReady」に組み替える必要がありますね。
現在の川内選手の立ち位置は、MGCで4位という微妙な立場。残り1枠のマラソン代表権を勝ち取るにはMGCファイナルチャレンジの「大阪マラソン2024」か「東京マラソン2024」に出場し、最低でも2:05:50以内でフィニッシュしなければなりません。
もちろんその可能性はゼロではありませんが、(川内選手に限らず)かなりハードルが高いのも事実。
川内選手自身も補欠での代表入りを視野に入れているようで、前出のポストに続き「パリ五輪→大迫選手が3枠目or補欠を辞退すると補欠選出」と投稿。補欠からの五輪出場をめざす意向を暗に示しました。
2012〜2024のまとめ
— 川内 優輝 Yuki Kawauchi (@kawauchi2019) January 18, 2024
ロンドン五輪→福岡で有力候補になりながら東京で惨敗して補欠にすらならず
リオ五輪→2014年末に雪道で足首を捻挫して2015年はサブテンすらできない不調で狙える状態にならず
東京五輪→ドーハ世界陸上を選んで狙わず
パリ五輪→大迫選手が3枠目or補欠を辞退すると補欠選出
MGC3位で代表最有力候補の大迫傑選手はMGCファイナルチャレンジに出場しないことを明言しています。仮に大阪と東京で2:05:50を切る選手が現れなかった場合は大迫選手の代表入りと川内選手の補欠選出が決定。
一方、もしもMGCファイナルチャレンジで2:05:50を切る選手が出た場合は大迫選手が補欠となります。しかし、大迫選手が補欠を辞退(その可能性は高い?)すれば川内選手が補欠に繰り上がります。
補欠選出に備えて「いつでもReady」宣言するとは、いかにも川内選手らしいですね。補欠解除のその日までがんばってほしいと思います。
ただ、補欠選手が本戦に出場できるということはつまり、代表選手が何らかの理由で出場できなくなること・・・そう考えるとちょっと微妙ではあります。
※タイトル写真は2017ぎふ清流ハーフマラソンでの一コマ