運営体制を一新したばかりの福岡国際マラソンで再び重大事故。

2021年大会でコース規制解除中に白バイ同士が追突事故を起こした福岡国際マラソン。昨日(12/3)行われた2023大会で、またしても重大事故が起こってしまいました。

主催者によると、「折り返し(32㎞手前)地点で、競技者と大会車両が接触する事故が発生」。被害を被った選手は倒れ込んだものの、再び走り始めて完走を果たしました。

大会終了後、医師の診察を受け、病院に搬送し、右肘開放骨折(全治3ヶ月)との診断」を受けたとのこと。

開放骨折・・・ということは、骨の一部が皮膚を突き破っている状態で残り10kmを走ったのでしょうか。想像するだに痛々しい・・・。

ご存知のように福岡国際マラソンは2021年大会で一旦終了。運営体制を一新し、翌年から「第2期」として再開しました。

Bグループのスタート地点付近(大濠公園)

今年はそんな新生・福岡国際マラソンの第2回目。それだけに100%運営側に起因する不祥事が起こってしまったことは残念でなりません。

しかも大会車両と選手が接触するという、これまでありそうでなかった事故が現実になってしまいました。

大会前々日、平和台陸上競技場にずらりと並ぶ大会車両

おそらく運営側はコース外からのクルマや不審者の侵入には注意を払っていたと思いますし、警察も前々回の失態が記憶に新しいだけに神経を尖らせていたことでしょう。しかし、大会車両が選手に追突するとは誰が想像したでしょうか。

主催者は事故についての報告で、最後に「以後、同じようなことが起こらないよう、安心・安全な大会運営を行ってまいる所存です。」と結んでいます。

ガチ市民ランナー憧れの存在でもある名門レースの信頼を取り戻すべく、より一層の安全対策を講じて来年の大会に臨んでほしいものです。