※写真はイメージです
犯罪者がランナーのフリして犯行に及ぶことは、これまでもしばしばニュースなどで目にしてきました。
にいがた経済新聞の報道によると、9月4日20時半ごろ、「不審者が女性に対して、後ろから抱きつき口を塞ぐ」事案が発生。
犯人の特徴が「白系半袖シャツ、ハーフパンツ、白系帽子」と、「ランニングをしているような服装」だったとのこと。
ランニングウェアは、犯罪者の隠れ蓑としては最高の服装なのかもしれません。住宅街でも公園でも、それらしく走っていれば怪しむ人はあまりいないでしょう。
このようにランナーを装った者による犯罪のニュースが報道されるたび、まじめに走っている男性ランナーまで疑いの目がかけられると思うと腹立たしいかぎりです。
そこで、あらぬ誤解を受けないためのポイントを解説します。
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1つ目。ナイトラン中よくあるのが、人通りのない状況で前方に女性が1人で歩いているケース。傍目には「息をハアハアさせながら走る男が、女性の背後から近づいている」ように見えます。
このような場合、女性も怖いと思いますので、私はまず自分の存在をわざとらしく咳払いで伝えてから道の反対側に移動して女性を抜かします。または道があれば曲がってコースを変えます。
2つ目のケースは、前方に自転車の女性が走っていて、妙にペースが合ってしまうケース。後をつけているわけじゃないと自分では思っていても、相手はどう感じているかわかりません。
このような場合もペースを上げて抜かすか、反対車線に移動または進路を変更します。
「そこまで気を遣う必要はないのでは?」と、思われる方も多いでしょう。そのとおりです。しかし、一歩間違えばトラブルに巻き込まれかねません。
理不尽ではありますが、ナイトランする男性ランナーは誤解を受けやすい存在。だからこそ、冒頭のような犯罪者は女性のみならず男性ランナーの敵でもあるのです。