ロードシーズンが終わり、いよいよトレイルランニングの本格シーズンを迎えました。野山や高原をさっそうと駆けぬける爽やかなイメージのトレランですが、実際の現場では底知れぬ恐怖を感じることも少なくありません。
恐怖1・・・ヘビさんに出合う。
元々の森の住人を「恐怖」扱いするなんて人間の身勝手というべきですが、怖いものは怖いんです。シングルトラックをふさぐようにヘビが横たわっていると、その気持ち悪さに身がすくんでしまいます。ヘビもこちらに気づくとパニックになり、中には突進してくるものもいるから始末におえません。
恐怖2・・・毛虫さんが服の上を這っている。
ヘビと同じく、毛虫も見るだけで身の毛がよだちます。とくに大きな毛虫を見ると全身の毛穴がマックスで開くようなゾゾワ~~とした感覚に陥ります。熱帯の国などにいるツノがいっぱいはえたようなやつに出合ってしまったら、おそらく気絶すると思います。
恐怖3・・・大量の羽虫をお口いっぱいに吸い込む。
怖いというかウザいです。とくに水辺の近くには、蚊よりも小さい羽虫が群れをなして飛んでいます。離れても離れてもまとわりついてくる虫の軍団。油断していると、モロに吸い込んでしまいそうで気持ち悪いです。
恐怖4・・・蜘蛛の巣に顔面を捕獲される。
これ、むしろ迷惑なのは蜘蛛のほうなんですが。よりによってちょうど顔面の位置に巣を張るものですから、スピードに乗った状態でモロに蜘蛛の巣を顔面で受け止めてしまうケースがあるのです。スパイダーマンの顔の模様をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
恐怖5・・・ホバリングしている巨大なハチみたいなのにつけ回される。 その大きさから一瞬「スズメバチ!?」と身構えるんですが、どうもハチではないようです。いますよね、デカイ図体してホバリングしてる虫。アブ? で、襲ってくるわけでもないんですけど、微妙な距離をとりながらなぜかついてくるんです。デカイだけに怖いんですが、敵意はないようなのでとりあえず放っておきます。
恐怖6・・・わけもなくガサガサ音がする。
シングルトラックを1人で走っていると、脇のヤブで「ガサガサッ」と得体の知れない音のすることが少なからずあります。そのたびに「ヒィッ」と飛び上がって驚きます。
恐怖7・・・山頂付近に廃屋が残されている。
または祠とか墓石とか寺院の跡とか。単純に怖いです。
・・・以上、なんだか単なるビビリのような気もしないではありませんが、トレラン愛好家の皆さんはヘビとか毛虫とか平気なんでしょうか。といいつつ、ヘビに出合うことはめったにありません。むしろ恐怖を感じているのはあちらの方々ですので、好んで人間の前に現れることはないと思います。あと、タイトルをみて遭難とか滑落とか熊の話題を期待した方はごめんなんさい。