出た〜っマラソン日本記録!そのとき世界の反応は?

昨日開催された東京マラソン2018。設楽悠太選手(HONDA)が2時間6分11秒の好タイムでゴールし、16年ぶりに日本記録(アジア記録)を更新しました。全国紙やテレビ各局をはじめ、さまざまなメディアががこぞって快挙を報道しています。では、海外の主要報道機関の反応はどのようなものだったでしょうか。 5248811.jpg そこで、世界の主要紙(Web版)をチェック。日本時間26日午後5時現在までに報道された記事を調べてみました。※日系メディアの外国語版や外国メディアの日本向けニュースサイトは除く。 まずはアメリカ。USA TODAY、The Washington Post、The Wall Street Journalに記事は見当たりません。うーん・・・仮にも東京マラソンワールドマラソンメジャーズを構成する大会の一つなのですから、レースが開催されたことぐらいチョロっとでも触れてほしいものです。 DSCF0337.JPG やはりアメリカではスルーか・・・と思いきや、The New York Timesが“Yuta Shitara who set a national record”と、設楽選手が日本記録を更新したことを速報。さらには高岡選手が保持していたタイムと比較するなど、短い記事ながらしっかり掲載してくれています(ロイター引用)。 フランスではL'EQUIP(仏)が事務的な内容ながら取り上げてくれました。ディクソン・チュンバが同大会2番目の好記録で優勝し、Yuta Shitaraが2位だったという短めの記事で、設楽選手の日本記録には触れていません。ただ、Le Monde、Libération、Le Figaroは一切スルーであることを考えれば、取り上げてくれただけでもありがたいのかも。 イギリスではThe Guardian、THE Sun、Daily MIrror、The Independent、The Timeなどいずれの主要紙(Web版)にも掲載はありませんでした。残念。ちなみに設楽選手の記録はアジア記録でもありますが、中国の人民日報、環球時報、韓国の朝鮮日報などは今のところ東京マラソン自体にも触れていません。 ウイルソン・キプサングが歩き始めた時点で世界的なニュース価値が薄れてしまったとはいえ、日本国内では待ちに待った快挙。世界の主要紙が取り上げざるを得ない記録を日本人が達成するにはもう少し時間が必要かもしれませんが、日本のマラソン選手のスピード持久力係数は世界トップレベルに勝るという研究結果もあります。 設楽選手が16年ぶりに開けた風穴を突破口に、日本のマラソンが水泳やスピードスケートのように世界トップレベルへと近づくことを願ってやみません。 ※海外主要紙(Web版)の掲載チェックは26日午後5時現在のものにつき、現状と異なる場合があります。ご了承ください。なお、日系メディアの外国語版や外国メディアの日本向けニュースサイトは除きます。