高橋尚子杯 ぎふ清流マラソン vol.2「レース」篇。

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名古屋駅からわずか18分にもかかわらず、前泊で乗り込んだ「ぎふ清流マラソン」。大会前夜のホルモン宴会は割愛し、さっそくレースの様子をレポートしたいと思います。 

前日受付時は、シャトルバスはおろか増便すらなく不便を感じたアクセスですが、当日は岐阜駅から会場までのシャトルバスが充実しており、待ち時間ゼロでスムーズに移動できました。

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到着後すぐに競技場スタンドの一角に陣地を設け、会場内をぶらぶら歩いたり知人にあいさつして回ったり。やがてスタート30分前に荷物を預け、スターティングブロック「A」に並びました。

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Qちゃんによる招待選手紹介などのセレモニーが終わり、9時ジャスト、ついに記念すべき第1回 ぎふ清流マラソンの号砲が岐阜の空に鳴り響いたのです。

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スタートからしばらくは下り基調。周囲のハイペースに惑わされないよう冷静を保とうとしますが、やはり「オラオラオラ〜祭りだオラ〜!」と脳内でアドレナリンが暴走。1km地点で早くも息が上がってしまいました。

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ちなみに距離表示、この1km地点以降は5kmごとしか設けられていませんでした。私は距離表示に依存するタイプなので、ペースがつかめずちょっとイライラ・・・。 長良川にかかる金華橋を渡ると、岐阜の市街地へ向かいます。ビルが建ち並ぶ目抜き通りを走るのは、まさに「都市型マラソン」の雰囲気を味わえて爽快でした。

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復路には早くもトップ集団が。一人抜け出し、アフリカ勢(みんな日本在住ですが)数人で第2集団を形成していました。

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その後ろを日本人による第3集団が過ぎていきましたが、川内選手を確認することはできませんでした。 JR岐阜駅前を折り返すと、対向車線に色とりどりのウェアに身を包んだ選手たちが走っていました。いろんなランナーを見ながら走ると気が紛れます。

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事前にコース図を見た限りでは、前半の岐阜市街を通過した後はひたすら長良川沿いの堤防を走るのだと思っていました。ところが、古い町並みや美しい自然の中の道、そして長良川プロムナードと、景観がバラエティに富んでいて飽きることがありませんでした。

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ここが岐阜の古い町並み、川原町。やや道幅が狭いものの、選手はばらけているのでそれほど苦になりません。

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さて、ここから以降は写真がありません・・・。なぜなら10km地点ぐらいで早くも疲労のピークに達していたからです。本当は長良川沿いの美しいコースも撮りたかったのですが、ポケットからカメラを取り出すことすらできませんでした。 調子が悪かったということではなく、本気以上で走っていたため。

 

「ペースを下げてラクになれ」と甘いささやきがどこからともなく聞こえてきましたが、なんとか精神力だけで持ちこたえて4分30秒前後をキープ。 ラスト3kmは何度も心が折れそうになりながらも、終わってみれば事前に宣言していた目標タイムをクリア。

 

この時期にしてはかなりの好タイムでフィニッシュすることができました。 体感的には後半大幅に崩れたような印象でしたが、ランネットの詳細記録を確認したところスタート〜5kが21:24、5k〜10kが22:27、10k〜15kが23:01、15k〜20kが22:57という結果に。たしかに崩れてはいますが、自分的には「イーブン」の範疇。ラスト1.0975kmを4分台で走れたのも収穫でした。

 

昨日のトピックでも触れましたが、沿道の応援が多くてかなり後押しされました。岐阜県にはすでに「いびがわマラソン」という世界トップクラスの大会が存在しており、さらにこの「尚子杯 ぎふ清流マラソン」も加わりうらやましいかぎり。

 

それに比べて愛知県は・・・(自粛) ところで、ランネットの大会評価を見て知りましたが、エイドの水が無くなるというハプニングが起こっていたようです。気温が高かったため一歩間違えば大事故につながるところ。 なにより、給水を担当していたボランティア学生たちが気の毒です。

 

彼らに非はないのに、選手から非難を浴びて罪の意識を感じてしまった子もいるでしょう。聞くところによると、各地点への送迎がないなどボランティアに対する扱いが全般的にお粗末だったという話も。 来年は今回の反省を活かし、改善をかさねて「いびがわ」に負けない大会に成長してほしいものです。

 

いや、その可能性は大いにあると感じました。某大会のように、一切改善しないお役所仕事系大会には成り下がってほしくありません。期待も込めて、来年も参戦決定です! 明日はvol.3「尚子のランニング・ミーティング」篇をお届けします。