EKIDEN GRAND PRIX 名古屋大会。

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EKIDEN GRAND PRIX名古屋大会を取材してきました。

au by KDDIとadidasによる、企業主導型としてはナゴヤ初となる大型ランニング・イベント。どうしてもこの目で実際に見ておきたかったので、エントリーしていないにもかかわらず大雪のなか会場のモリコロパークへ駆けつけました。 

 

この手の大会は自治体主催のいわゆる市民マラソン大会や、任意の団体が開催する手作り大会とは一線を画します。「特別協賛」で企業が前面に立つ大会とも異なる、企業自体がその威信をかけて開催(スポンサード)するプロモーション型イベントなのです。

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参加する側も一般の市民マラソン大会以上に期待しますし、主催者(冠企業)もそれに応えなければイメージダウンになりかねません。同列のイベントとしては、今は無き「Nike+ The HUMAN RACE 10K」を思い出します。

 

私もHUMAN RACE並みの、今まで見たこともないランニング・エンターテインメントが繰り広げられるのではないかと非常に楽しみにしておりました。 ところが、ちょっと期待しすぎてしまったのか、天下のauとadidasの看板を背負った大イベントにしてはややスケール感・エンタメ性にかけるかな・・・と感じました。高額なエントリーフィーも、そう感じるに至った理由の一つでしょう。

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ただ、これがいわゆる自治体主催の「市民駅伝大会」で、auとadidasが協賛している、ということなら「素晴らしい演出!」と感じたに違いありません。要は視点の置き方で評価はガラッと変わってくると思います。

 

「もしかして大雪のため縮小したのかな?」と思い、念のため調べてみたところブース自体は予定どおりの展開でした。しかしイベントはいくつか中止・縮小に追い込まれたもよう。いずれにしても容赦ないドカ雪は、選手のみならず主催者にも予想外の試練を与えたことは間違いないでしょう。よりによって大会当日に災害並みの大雪・・・同情を禁じ得ません。

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出場したわけではありませんが、端から見ている限り肝心の「競技」については素晴らしい運営だったと思います。しっかり「物理的」にリレーゾーンへの立ち入りが制限され、中継所に接近してくる一人ひとりの選手のナンバーをスタッフが読み上げていました。

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この点、選手はストレスなく競技に集中できたのではないでしょうか。少なくとも、ナゴヤ○ームのリレーのように中継エリアが無法地帯と化すことはなかったように見受けられました。 なにはともあれ東京資本の大企業、とりわけスポーツメーカーが名古屋でこのようなランニングイベントを開催してくれたこと自体、たいへん喜ばしく感じました。大雪に懲りず、ぜひ来年以降も継続開催してください!