季節は秋。ナイトランが心地いい季節です。しかし夜間に走る際、とくに男性はなにかと誤解を受けやすいもの。物騒な事件が頻発する昨今、いつ警察官に呼び止められても不思議ではありません。というのも、警察官が判断に迷う人種の一つが「ランナー」だからです。
この世でいちばん職務質問されたくないであろう人といえば「指名手配犯」でしょう。 以前とある雑誌に「捜査関係者」の話として「変装の定番、帽子、サングラスなどは逆に目立つため逃亡犯の間でも流行っていない」という記事が載っていました。
露骨な変装よりもむしろ、普通の眼鏡をかけたり眉毛をカットしたり、さりげなく目の印象を変えていることが多いんだそうです。
こうした犯人たちは夜の闇にまぎれて行動することが多いため、警察がもっとも警戒するのも必然的に夜間となります。 ところがここで捜査官の盲点となるのがランナー。
職質しづらいため、犯人がジョギングスタイルでいたら見逃してしまう可能性も。 しかしこれを逆手に取り、ランナーのフリして犯行におよぶ犯罪者が少なくないというから始末におえません。
「ランナー=怪しい」なんてイメージがついたら、とくに男1人のナイトランがやりづらくなってしまいます。 犯罪者の間でこれ以上ランニングが“流行”しないことを願いばかりです。