マラソン大会の“密防止”で廃止となった意外なランナーサービスとは?

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定員縮小や感染防止対策など制限はあるものの、全国的にマラソン大会が復活しているのは嬉しいかぎりですね。そんななか、とある重要なランナーサービスを廃止する大会が増えていることをご存知でしょうか。

感染防止対策として、東京マラソンでは手荷物預かりを無くすという決断をして話題となりました。他にも給食の廃止、ドリンクの手渡し禁止、ハイタッチの禁止など新型コロナ関連の新ルールはいくつかあります。

今回の話題はそのいずれでもありません。感染防止の観点から廃止となった意外なランナーサービスとは、ずばり「ペースランナー」です。

「紙コップの手渡しやハイタッチ禁止はわかるけど、なせペースランナーが?」と疑問に思う方もいると思いますが、理由を考えると納得。 単純に、ペースランナーは密集グループを生み出しやすいという理由からだそうです。

たしかに言われてみれば、レース中に大集団に抜かれ「何事!?」と驚いた経験があります。その集団の中心にはペースランナーのビブスをつけたランナーがいました。 密防止のためにペースランナーを廃止するのは理にかなっているといえるでしょう。

あとはウェーブスタートを採用する大会が増えたことにより、各ウェーブごとにペーサーを設定すると混乱を招くという事情もあるのではないでしょうか。

来年3月の初開催を控える「にしおマラソン」も、当初はペースランナーを設定する予定でしたが取り止めに。ただし、初心者ランナーのために制限時間ギリギリの6時間半だけペースランナーを設けるそうです。