立ち小便の厳罰化やマイボトル携行など、つねに先進のルールを取り入れてきた「湘南国際マラソン」。本日、来年2月20日開催予定の「第16回湘南国際マラソン」に向けた取り組みを発表。マラソン大会の中でいち早く「ワクチン・検査パッケージ」を取り入れることがわかりました。
昨年は新型コロナ禍で中止、今年の大会も来春への延期を余儀なくされた湘南国際マラソンですが、また新たなルールを取り入れて話題を集めています。 次回大会を開催するにあたり発表されたのは以下6つの取組み。
- 参加ランナー、ボランティア、スタッフ全員(約25,000人)を対象にPCR検査実施
- 参加型スポーツイベントとしては日本初となるワクチン接種2回を前提条件
- 「密」を避けるべく日本初会場レイアウトから日本初のスタート方式を考案・設計
- マラソン大会からゴミをなくす「マイボトルマラソン」を、「密」を避ける給水所としても生かす(世界初の540箇所の給水ポイント(前回大会では13箇所))
- 種目はフルマラソンのみとし、参加人数は2万人で設定。シンプルな運営体制
- 新型コロナウイルス感染症で大会が中止になった場合の返金の考え方を整理
この中で注目すべきはなんといってもPCR検査の義務付けと、何よりワクチン接種2回を参加の前提条件としたこと。 大会自ら言及しているとおり、ワクチン2回接種必須は「参加型スポーツイベントとしては日本初」とのこと。
これからもしばらくは新型コロナとともに生きていかなければならないことが予想されるいま、マラソン大会を開催する上で「ワクチン・検査パッケージ」が今後のスタンダードになってくのでしょうか。
PCR検査代がエントリー料に上乗せされるのは避けられないと思いますが、逆に「ワクチン・検査パッケージ」を取り入れるから開催できるともいえます。 今後「ワクチン・検査パッケージ」を導入する大会が増えるかどうか見守りたいと思います。