これまで日本各地を旅ランしてきましたが、中でも三本の指に入るのが奈良県の明日香村。のどかな田園地帯にぽつんと現れる遺跡や寺社めぐりは、明日香村ならではの楽しみです。そんな明日香=飛鳥を舞台に来年3月、ハーフマラソン大会が開催されます。
大会名は「飛鳥ハーフマラソン2022」で、公道を走る本格マラソン大会です。
この大会の何がいいって、コースがすばらしい。キトラ古墳をスタートして、天武・持統天皇陵、橘寺、甘樫丘、飛鳥水落遺跡、石舞台古墳、阪田棚田、高松塚古墳などをめぐり、再びキトラ古墳に帰ってくるラウンドコース。
まさに奈良・飛鳥の“ええとこ”を余すことなくめぐる観光満喫型コースなのです。コース沿道に世界遺産が11カ所も登場するマラソン大会は聞いたことがありません(コースから全て見えるわけではありません)。
第1回目となる「飛鳥ハーフマラソン2022」は2022年3月13日(日)開催。参加費は8,000円で定員は3,000名(先着順)です。 なお、飛鳥ハーフマラソンはマイボトル給水を推奨しており、参加賞の一つとしてソフトフリスクがもらえます。満水の状態でスタートし、コース上で各自のタイミングで給水するルールです。
このためフリスクを収納するウェストポーチかバックパックが必要となりますが、それはそれで旅ランの雰囲気がでていいのではないでしょうか。 制限時間は3時間30分とたっぷり。この大会に限っては記録狙いで速く走ったら損のような気がします。飛鳥独特の景観を楽しみ、古代ロマンの空気に触れながらゆっくり走りのが正解かも。
一般エントリーは10月11日から。大都市圏の大阪はもちろん名古屋エリアからも比較的近いため、参加希望者が殺到しそう。春マラソンの最有力候補決定です。