ランニング中、頸部と頭に風を送り、熱中症を予防するスポーツファンリュック「SUMMER RUNNER ATHLETE」。本日はレポ第二弾としてその試走レビューをお届けします。
多くのランニング用バックパックが胸と胴の2本で固定するのに対して、スポーツファンリュック胸の1本のみ。このためフィット感を心配しましたが、まったく問題ありませんでした。
むしろ体の自由度が高く、スピードを上げても揺れはほとんどなし。ただし、最初にショルダーと胸のベルトでしっかり調整することが重要です。女性が背負うとこんな感じ。
頸部と頭に風を送るという目的のため、背中というより肩のすぐ下あたりの高い位置で固定するイメージ。このため腰回りが空くので、必要に応じてウェストポーチも併用可能です。
スイッチはバッテリ本体に付いており、風力は弱・中・強の三段階から選べます。ファンの動作音は強レベルでも想像以上に静か。小型ドローンのようなフィーーーンっという高めの音で、扇風機みたいにブーーーンという重い音ではありません。
首から後頭部にかけてしっかり風があたり、かなり涼しい。風力は「中」でもじゅうぶんに感じました。その日の気温にもよりますが「弱」だとちょっと物足りないかなという印象。
頭だけではなく、リュック内部でも風が巻くため背中もスースー涼しくなるのはうれしい発見でした。ランニング中、背中にべっとり汗をかいて不快な思いをしている方にもおすすめです。
ウイングを調整すればよりピンポイントで風を受けることができます。
内蔵されているフードをかぶると想像以上に涼しさ激増。ただ、見た目がちょっと怪しい人っぽくなってしまいすが・・・。
気になる重さは本体約374g、バッテリー130g、ファン(2個)213g、計717gです。ズシッとくるかなと思ったら、とても軽くて拍子抜け。重量バランスも計算した上でランニングに特化した作り込みがなされていることが伝わってきました。
お盆休みに走り込みや近場で観光ランを予定しているランナーは多いと思います(走るしかやることがない!?)。熱中症を予防し、少しでも快適に走るため、スポーツファンリュック「SUMMER RUNNER ATHLETE」をおすすめします。