昨年12月頃より、中国武漢市で発生したと思われる新型コロナウイルス。現在、日本を含む世界5カ国に感染が広がっています。今日になって武漢市が全ての交通機関を停止して事実上の“武漢市封鎖”を決行するなど、事態は収束の気配を見せません。ランナーはレース後など免疫力が低下してウイルスにつけこまれやすくなるため、一般の人よりも警戒が必要です。
厚生労働省によると、新型コロナウイルス関連肺炎について、「持続的なヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はありません」(ただし可能性は否定できない)とのこと。 仮に感染したとしても「通常の風邪などの重度でない症状」にとどまるということで、過度に怖がる必要はないのかもしれません。
ただ、実際に死者が出ていることは確かなので、インフルエンザ同様にできる限りの予防措置を行いたいものです。 なにより、新型コロナウイルスについて「確実なことは何もわかっていない」のがなんとも不気味です。
さて、私たちランナーはマラソン大会に出場する以上、人混みを避けることはできませんし、マスクを着けて走ることも現実的ではありません。 レースでは不特定多数の人が密集し、通常より激しく呼吸します。前や横を走っている選手が何らかのウイルスを持っていれば、そのウイルスたっぷりの飛沫を思いきり吸ってしまうことに。
さらには、走れば走るほど体力を消耗して免疫力が低下し、ますますウイルスの餌食になりやすくなります。「フィニッシュしたらすぐに着替える」など、ウイルスに付け込まれないよう少しでも“抵抗”することが大切です。