初代モデル登場から12年!進化を遂げたバックパックの定番。
街ランに、旅ランに、トレイルランに欠かせないバックパック。そのベストセラーともいえるGREGORYルーファスを入手しました。
「ルーファス」と聞いて「懐かしい!」と感じる方は多いのではないでしょうか。
初代ルーファス(女性モデル名はサンジェム)が登場したのは2007年。街ランでもトレランでも、オールマイティで使い勝手の良いルーファスは、あっという間に市民ランナーの支持を集めました。当時は、ランイベントを開催すれば「10人中8人はルーファス(サンジェム)」という時期もあったほど。
その後、ランニングブームの高まりに合わせて各社こぞってバックパックを発売したこともあり、現在は「ルーファス一択」の状況ではなくなったものの、人気モデルとして健在です。
初代モデル登場から12年ほど経っているため比較するのもナンセンスですが、実際に使ってみて機能性がかなり高まっていると感じました。
一番の進化ポイントは、パックの重心が高めに設定されていること。これは他社のバックパックも共通ですが、腰位置のベルトが無くなり胸位置(2本)だけで固定するようになっています。
初代モデルで存在感を放っていた大きめのサイドポケットも事実上消滅(というか、背中位置寄りに移動)。これにより腕振りの際、腕がサイドポケットに触れるストレスがなくなりました。
スマホなどの小物は前面のポケットに収納。
「胸に当たって気になるかな」と思いきや、こちらもランニング中はノンストレス。むしろサイドポケットよりも素早くアプローチできるため気に入っています。
さて、ルーファスは元々、GREGORYとトレイルランナーの石川弘樹さんとの共同開発で誕生しました。
元祖トレラン誌、アドスポ2008年号にルーファス登場時の特集記事が。
初代モデル同様、現行モデルも変わらず石川弘樹さんがプロデュース。「Hiroki」の文字入りタグがかわいい。ここまで長きにわたって同じ人が開発に携わり続けているバックパックはルーファスを置いて他にないでしょう。
■GREGORY公式Webサイト