ランナーはつらいよ!?エントリー合戦の次はホテル争奪戦。
東京オリンピック開幕まで1年あまり。早くも五輪期間中の東京都内のホテルが取りにくい状態なのだとか。すでに東京駅まで1時間圏内の近郊都市のホテルへの問い合わせも増えているようです。ホテル争奪戦といえば、市民ランナーなら誰でも経験があるのではないでしょうか。
マラソン大会の壮絶なエントリー合戦を勝ち抜いても油断はできません。参加が確定してホッとしたのもつかの間、次は「ホテル争奪戦」という大きな戦いが控えているからです。
地方都市で行われる大規模大会の場合、とくに宿探しは困難を極めます。ホテルを「選ぶ」なんて悠長なことを言っている場合ではなく、「なんとか寝床を確保」するためみんな必死。
よくあるパターンは、大会主催者が大手旅行代理店と組んで市内のホテルというホテルを事前にごっそり押さえてしまうこと。
山奥でもあるまいしホテルぐらい自由に予約させてほしいものですが、このおせっかいな宿泊斡旋システムのおかげで余計にホテルが取りにくくなるという悪循環に陥っています(町おこし・村おこしの色合いが強い一部のトレイルランレースやウルトラマラソンは除く)。
エントリーに成功して気が緩みホテル確保に出遅れると、すでに主だったホテルは満室。たまに「空室」の表示を見つけても「ロイヤルエグゼクティブスイート10万円」とか、とんでもないお部屋だったりします。
そこで一つの方法として有効なのが、全国展開ホテルチェーンの会員になること。私がメンバーになっているホテルは、会員優先の部屋数がある程度確保されており、6ヶ月前から予約可能。複数のホテルチェーンの会員になっておけばより安心です。
「出たいな」と思ったマラソン大会があると、とりあえず半年前にはホテルの予約だけは入れてしまいます。
すべてWeb上から予約・キャンセルが簡単にできるので非常に便利。ほぼ全国の主要都市にあるのも理想的。マラソン大会の遠征旅行が多い方は、万が一のためホテルチェーンのメンバーになっておいてはいかがでしょうか。
ただし、全国チェーンではない個人経営のホテルや旅館など、キャンセル自体が施設の大きな負担になるケースもあります。その点、じゅうぶんご留意ください。