マラソン大会で善良なランナーが被害を受けやすいマナー違反とは?
マラソン大会で私たちランナーが守るべきマナーはさまざま。指定外スタートエリアへの割り込み、混雑時のジグザグ走行、コース脇での立ちションetc・・・。数え上げればキリがありませんが、善良なランナーに実害を及ぼすとある行為もまた、とても忌み嫌われています。
不特定多数の人が集まるマラソン大会では、じつにさまざまなランナーが走っています。ほとんどの方はマナーを守り楽しく走っているわけですが、中には周囲のランナーに対して無意識のうちに迷惑をかけている人も。
マナー問題の代表格「立ちション」については、これまで名古屋ランニングジャーナルでもさんざん言及してきましたので今日はあえて触れません。
今回取り上げたいのは「ツバ吐き」について。レース中、ツバをペッペやるランナーの多いこと・・・。
ラクな呼吸を維持するため、喉にからんだツバやタンを吐きたくなることはあるでしょう。そんなとき、まともなランナーならまずはコース脇に寄り、後方に人がいないことを確認したうえで吐くのが常識です。
残念ながらこうした当たり前の配慮ができない「ツバ吐き」ランナーがとても多い・・・。後ろにランナーがいようと混雑していようと、お構いないしに横を向いていきなり「ペッ!」とやる人。自分をエリートランナーと勘違いしているのでしょうか。
前方に「ツバ吐きランナー」を発見した場合、すぐにその人から離れます。というのも、平気でツバを吐くランナーは癖になっていることが多いため、後方を走っていると被害を被る可能性が高いからです。
ある大会でツバ吐きランナーを観察したことがあります。すると、彼はおもしろいことに一定間隔で「ペッ!」っとツバを吐いていることがわかりました。おそらく本人は無意識にやっているのでしょう。
誰かが忠言してあげないかぎり、ツバ吐き癖は治りません。もしも練習時などランナー仲間で無造作にツバを吐く人がいたら、さりげなく教えてあげるのもやさしさです。
ちなみに平気でツバを吐くのはきまっておじさんランナー。同じおじさん世代として嘆かわしいことこの上ありません。