高血圧こそランニング!でも、あれは絶対NG!?
長めの臨時休業をいただいておりました名古屋RJですが、本日より再開いたします。2週間前、ちょっとドキッとする病名の病で突然の入院を余儀なくされたものの、現在はすっかり回復。これからも「市民ランナーの気休め」というポリシーのもと、様々な話題をお届けしてまいりますのでよろしくお願いいたします。・・・さて、再開1回目のテーマは「市民ランナーと血圧」について。
実は今回の病気の直接の原因は「高血圧」。サイレントキラーとも呼ばれる高血圧は、脳卒中(脳出血、脳梗塞)や心筋梗塞など恐ろしい病気の要因となります。
しかし「自分は高血圧」だと認識している方のほとんどは「血圧が高め」レベルであり、私もそうでした。降圧剤のお世話になるほどではないと自己判断していたのです。
ただ、同じ高血圧でも病気になる人はなるし、ならない人はならない。心配な人はいちど病院で脳や血管の検査を受けるなどして、病気の兆候がないか調べてみるのもいいかもしれません。
さて、高血圧の人はランニングに向いていないのでしょうか?答えはNoです。医師によるとジョギングなどの有酸素運動はむしろ「積極的に実施すべき」であり、毎日30分以上行うのが理想なのだとか。
これを聞いて大方の高血圧ランナーは安心すると思いますが、走るにあたって絶対に避けなければならないこともあります。
それは無酸素運動状態になってはいけないということ。ランニングにおいてどのような場面が想定されるでしょうか。そう、たとえばレースのゴール直前におけるラストスパート。
ペースを一気に上げれば当然、血圧も急上昇。血管に与える負荷が許容範囲を超え、ついにはブチッといってしまうというわけ。疲労が蓄積された状態ならなおさらです。
とくに高血圧の人にとって、急激にペースを上げるラストスパートは自殺行為と心得ましょう。マラソン大会でたまに見ますね、鬼の形相でダッシュを敢行するおじさんランナー。瞬間的に力が入るタイプの筋トレも当然NGです。
高血圧の人でも普通に走るぶんには問題ないランニング。体の調子を見極めながら、無理のないランニングライフを心がけたいものですね。