1月は事故多発!無事に家に帰ってこそのランニング。

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愛知県警の発表によると、県内の交通死亡事故発生数がもっとも多いのは1月で、平均のおよそ2倍と突出しています(過去5年)。そのうち被害に遭ったのは半数が歩行者。この中にはランナーも含まれているでしょう。では、歩行者が被害に遭う場所はどこが一番多いと思いますか?

愛知県警がリリースした資料の中に、歩行者が事故に遭った地点を自宅からの距離別に示しているデータがありました。 それによると、およそ7割が「自宅付近」(500m以内)で被害に遭っていることがわかります。

外出先では不慣れな場所だからこそかえって注意が行き届くもの。一方、自宅付近はふだんから通り慣れているため、ついつい気持ちが緩んでしまうのでしょう。 ましてやランニングの際は自分が思っている以上に疲労がたまり、「もうすぐゴール=自宅」という安心感も加わって通常よりも注意が散漫になりがちです。

1月の正月休み明けは交通量も増加し、そのぶん事故発生率も高まります。さらにランナーの耳にイヤホンが加わると、その注意力の低下率はいかほどまで下がるのか恐ろしい限り。

ランニング専門誌などには一度、イヤホン装着によるランナーの注意力低下に関する実験(スピードとの相関関係など)を実施していただきたいものです。

■愛知県警「数字から見る愛知県の交通事故防止のポイント」(PDF)