ランニングジャーナルでも何度か取り上げている「スマートシューズ」という分野。シューズ自体にセンサが内蔵されており、走行中の諸データを蓄積してフォームなどの分析ができるというイマドキのアイテムですが、これまで大手メーカーが参入しているにもかかわらず、いずれも話題性の割には今ひとつパッとしませんでした。
スマートシュース市場にはこれまでadidas、アンダーアーマー、ALTRAなどが参入。現在進行形で販売されている製品もありますが、残念ながら周りで履いてる人に会ったことがありません。
市民ランナーにとっては夢のようなアイテムのはずなのになかなか盛り上がりらないのは、まだ技術的に実用性を満たすレベルに達していないのでしょうか。 ところでこのスマートシューズというコンセプト、いつ頃から始まったかご存知でしょうか。
ここ5〜6年かなと思いきや、なんと今から32年前の1986年、PUMAから実際に発売されていたというからオドロキです。 その名もズバリ「RS-Computer」。
かかと部分に搭載されたコンピュータチップにより、走行時間・距離・消費カロリーを自動的に計測してくれます(GPSではなく加速度計?)。
現代の技術ならもっとコンパクトに仕上げられたはずですが、「復刻版」だけに当時そのままのデザインを踏襲しています。32年前と異なるのは、スマホと連動して走りながらパフォーマンスを確認できること。 しかもアッパーには惜しげもなくレザーを使用し、無駄に高級感があふれています。
コンピュータチップ部分がどことなく(年代的にも)機動戦士ガンダムを彷彿とさせる(?)ような気も。いま、心ときめきながら物欲を刺激されているおじさんがたくさんいることでしょう。 この「RS-Computer」、日本発売は今月13日とのこと。しかし・・・全世界で限定86足のみ!価格は81,000円(税込)です。
ガンダム世代の元少年たちのホビー心を刺激するPUMA「RS-Computer」、マラソン大会で履けば注目されること間違いなし!1足いかがでしょうか。