ドラマ『陸王』効果で恩恵を受けたあれこれ。
ランナー注目のドラマ、『陸王』が最終回を迎えました。予想通りの結末とはいえ、国際マラソンのシーンは増田明美さんの名解説もありなかなかの迫力で、一瞬本当のレースを見ているような錯覚をおぼえました。まだまだ余韻覚めやらぬ『陸王』フィーバーですが、様々なところで経済効果を産んでいるようです。
そこで本日は、『陸王』から多大な恩恵を受けていそうなあれこれを取り上げてみたいと思います。
<足袋型シューズ>
一番の恩恵を受けてるのは足袋型シューズなのでしょうか。すでに複数のメーカーから足袋型ランニングシューズが発売されています。ただ、私の周囲で「足袋型シューズを買った」という話はあまり聞こえてきません。これからビッグウェーブがやってくるのでしょうか。
<MIZ○NO>
ドラマ内の実業団チームのウェア供給や「陸王」「R-Ⅱ」の実製作など、全面協力でドラマを支えた影の立役者「M○ZUNO」。・・・がしかし、作中では主人公に同社製シューズを「悪くはないけど(良くもない)」とディスらせるなど、果たしてPRという面でメリットがあったのか心配になりました。余計なお世話ですが。
<埼玉県行田市>
各社報道によると、『陸王』ブームで行田市にもたらされた経済効果はわずかひと月でなんと10億円にのぼるのだとか。「陸王まんじゅう」など“便乗”商品が売れているほか、ロケ地めぐりで訪れる観光客も激増。必然的に地元へ落ちるお金も激増してるというわけです。
<行田市鉄剣マラソン>
次回で34回目を迎える「行田市鉄剣マラソン」が、大会名を「陸王杯 行田市鉄剣マラソン」にリニューアル。取ってつけた感がないわけではありませんが、全国的な話題を集めるという意味では素晴らしいプロモーションだといえるでしょう。
<豊橋市>
行田市に負けないぐらいのインパクトを残したのが、「豊橋国際マラソン」の開催地である愛知県の“ウェストコースト”豊橋市です。駅前、市役所周辺、市内各所の広域で大々的なロケを誘致。名古屋市に次ぐ愛知県第二の都市にもかかわらず「ちくわ」のイメージしかなかった豊橋の名が全国に轟きました。個人的に豊橋は青春時代を過ごした地だけにうれしさもひとしおです。
<市民駅伝・リレーマラソン>
ドラマ内でこはぜやチームが市民駅伝大会に参加するシーンがありました。チームを組んでたすきをつなぐ面白さは、エリートだけではなく一般市民ランナーも同じ。春からのリレーマラソンへの参加者が増える予感がします。