台風襲来による横浜マラソンの中止騒動。様々な意見がネットを飛び交いましたが、主催者の真摯な対応によってどうやら収束に向かっているようです。今回の件に限らず、ランナーは常に「マラソン大会は中止されうるもの」と考えておいたほうがいいかもしれません。
とある大会関係者Kさんから聞いたお話。Kさんの海外の友人が横浜マラソン参加のために来日しました。 ところが、ご存知のように横浜マラソンは前日に中止が決定。海外から少なからぬ費用をかけて来日したのですから、さぞや落ち込んでいる・・・かとおもいきや、ご本人たちはいたってポジティブだったそう。
なぜなら、彼らはマラソン大会が中止になった場合に備え、あらかじめ「プランB」(代替案)を用意していたからに他なりません。
彼らいわく、横浜マラソンが中止になった場合、「1.日本の友人と会う」「2.東京モーターショーを見る」「3.手ぶらでは帰らない(日本訪問の思い出を作る)」と決めていたそうです。
こうして事前にプランBを用意していたからこそ、スムーズに気持ちの切り替えができ、無駄なストレスを感じずに済んだのかもしれません。
この話を聞いたとき、なんて素晴らしい「ランナー心得」だろうと感心しました。 楽しみにしていたマラソン大会が中止になって残念なのは痛いほどわかります。しかし、「交通費や宿泊費が無駄になった」と考えた時点で本当に無駄になってしまいます。
マラソン大会と同等かそれ以上の楽しみ方を実践すれば、「無駄だった」とはけっして思わないはず。 私もかつて、開催当日の朝にマラソン大会が強風で中止になったことがあります。前泊で東京入りしていたのですが、すぐに気持ちを切り替えて東京みちくさランを実行。
マラソン大会以上に楽しい思い出を作ることができました。 大会中止に備えて「プランB」を用意しておく・・・読者のみなさんもランナー心得として実践されることをおすすめします。