名古屋の「超都心ランニングスポット」といえば、
久屋大通公園をおいて他にありません。栄の一等地に広がる緑は南北約1.8kmのビッグスケール。おしゃれなランウェアがもっともキマる場所ともいえるでしょう。そんな市民のオアシス、
久屋大通公園が大きく変わる可能性が出てきました。
日本経済新聞の報道によると、
名古屋市が『
久屋大通公園の北側にカフェや物販店などを新設できるように建ぺい率を緩和する方針』を明らかにしたとのこと。

『
民間のノウハウを生かした魅力的な公園造りに取り組んでもらう。市は同公園の再生を通じ、栄地区のにぎわいを創出』(日経)するということで、
名古屋市民としてはまた新たな楽しみが増えそう。

これは「パーク
PFI」という制度を活用する
名古屋市の施策で、『
民間企業が公園全体を一体的に整備』(日経)できるようになるのだそうです。公園の一部ではなく「全体を一体的に」というのがポイント。
ただ、
久屋大通公園は名古屋都心のど真ん中に位置しているため、「桜通」「錦通」「広小路通」の3本の大きな幹線道路が横断しています。
桜通のみ「セントラルブリッジ」(下の写真)が架かけられ信号待ちすることなく渡れますが、
「錦通」「広小路通」によって公園が完全に分断され、回遊性の妨げとなっています。

今回の施策はまだ委託業者選びの段階で中身はまったくわかりませんが、仮に「錦通」「広小路通」にも歩道橋が設けられたら人の流れはかなりスムーズになり、当然
ランニングコースとしての価値・利便性も飛躍的に向上するでしょう。
すでに
久屋大通公園沿いにはランナーサポートステーション
Runupがあるので、都会のど真ん中でランニング→汗を流してさっぱり→栄で優雅にランチ・・・という
真の意味でのシティランニングが楽しめそう。
久屋大通公園再整備計画をランナー目線で見た場合、ポイントは
公園の分断を解消できるか否かにかかっています。期待を持って具体的な計画発表を待ちたいと思います。
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日本経済新聞:「久屋大通公園北側 カフェ新設や広告解禁 名古屋市方針」